前回の話
貸した物をなかなか返してくれないさなかちゃん。マンガを貸したまるさんとローラースケートを貸したけいこちゃんは、一緒にさなかちゃんの家に行って返してもらおうと決めました。「ココで待ってて!」と言われ家の前で待たされる2人。しかし、5分経っても10分経ってもさなかちゃんは出て来ず、15分が経過したところでまるさんが耐えきれずインターホンを押しました。
母が私の友達に冷たい[59]
インターホンを何度も鳴らすとようやく出てきたさなかちゃん。
両手に借りていたものを持って出てきたさなかちゃんを見て、けいこちゃんが「あっ」と驚きます。
「私のローラースケート・・・傷だらけ・・・」汚れて傷だらけのローラースケートを見て、けいこちゃんが悲しそうに言いました。
傷だらけで戻ってきたローラースケートをぎゅっと抱きしめながら「ひどい・・・大事に履くって約束で貸したのに・・・」と言ったけいこちゃんは、怒りと悲しみで涙が溢れます。
すると「え?私じゃないよ!だってコレ、借りてから1回しか使ってないし。けいこちゃんが忘れてるだけだよー。その傷、全部元々あったもん」とペラペラと言い訳を並べ、平然と反論したさなかちゃん。
「でも、返すの遅くなったのは本当にゴメンね?貸してくれてありがとう!」と謝罪と感謝の言葉を並べ、けいこちゃんとの話しを一方的に終わらせたさなかちゃんは、「あと、まるちゃん」とまるさんに話しかけました。
そして「マンガさ。結局読む時間なくて開いてもないの。けど返すね!」と言ってまるさんにマンガを差し出したさなかちゃん。まるさんんもけいこちゃんも、とりあえずは貸していた物を返してもらうことができました。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
ボロボロになって返ってきたけいこちゃんのローラースケート。まるさんのマンガは無事なのでしょうか。