前回の話
お母さんはさなかちゃんに「何も言わずに取るのは泥棒と一緒やで」と伝えると、ばつが悪い様子で「返す!」とジュースを差し出しました。ですが、お母さんは「違うやろ!ごめんなさいや!」と謝らずに返そうとするさなかちゃんを叱りました。なかなか部屋に戻ってこないさなかちゃんの様子を見に台所へ行ったまるさんは、ちょうどお母さんがさなかちゃんに「おばちゃん、謝れない子は嫌いや。」と叱っていることろでした。
母が私の友達に冷たい[50]
「おばちゃん、謝れない子は嫌いや。」
お母さんがまたさなかちゃんを怒っているところを目撃してしまったまるさん。
まるさんは「おかーさん?」と心配そうに声をかけます。
するとお母さんはなんでもない様子で「ああ、クッキーやろ?」と言いました。
お母さんは「はい。」といいながらまるさんにクッキーを渡します。
まるさんは「え?さなかちゃんどーしたん?」とお母さんに聞きました。
「ごめんなさい。もうしません。」ポツリと言ったさなかちゃんの言葉を聞いたお母さんは「はい、じゃあ戻ってアイスみんなで食べなさい。」と言いました。
そしてさなかちゃんは部屋に戻っていきました。
お母さんはまるさんに「ホラッ、早くあんたもクッキー持ってって!行きなさい。」と言います。
まるさんは「なんでなさかちゃん怒ったん?」と聞きました。
「お母さんトイレに行ってていない時にさなかちゃんがクッキー探してて勝手に冷蔵庫開けてたから注意しただけや。それだけ」とサラリと伝えるお母さん。
「でも・・・」とまるさんが言いかけると「さなかちゃんも謝ったし、もういいんや。はよ食べな。溶けるで。」と優しく言うお母さん。
まるさんは「本当にそれだけ?・・・」と、モヤモヤが残っていたのでした。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
オレンジジュースの件はまるさんには伝えなかったお母さん・・・優しいです。