前回の話
まるさんの同級生さなかちゃんの目に余る行動についてさなかちゃんの親と話しをするため、さなかちゃんの自宅を訪ねたまるさんのお母さん。ゴミが散乱する家の中で目に入ったのは、さなかちゃんが遊びに来た日になくなったまるさんの服。まるさんのお母さんが「この服、うちの娘の服です」と服を手に取って言うと「え?」と一瞬驚いたものの「狭い町なんだから店も少ないし服が被ることくらいある」と笑うさなかちゃんのお母さん。まるさんのお母さんは「じゃあ、コレがウチの子の服だって証拠見せましょうか?」と毅然とした態度で言いました。
母が私の友達に冷たい[39]
さなかちゃんの家に落ちていた服がまるさんの服だという証拠を見せると言うお母さん。
「いやいや!証拠って・・・」と笑うさなかちゃんのお母さんの言葉などお構いなしに、まるさんのお母さんは服を裏返しました。
まるさんのお母さんは「卵」とペンで書かれた洗濯表示のタグを見せながら「ホラこれ。洗濯表示のタグに名字書いてるでしょ」と言いました。
「だからコレはウチから盗まれた服!!」動かぬ証拠をさなかちゃんのお母さんに突きつけます。
そして、持っていた服を握りしめながら言いました。「子どもが。自分が買い与えていない・・・しかもどう見ても小さいサイズの服を着てて・・・」
「気付かないハズないですよね?」親ならこの違和感に気付かないはずがないと言われたさなかちゃんのお母さん。
「いや、本当に気付かなくて。だって・・・」
「服もお金渡して自分で買いに行かせてて・・・」悪びれもせずそう言ってへへっと笑ってごまかすさなかちゃんのお母さん。まるさんのお母さんは呆れて言葉も出ません。
-------------------------------
※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集]ママ広場編集部
自分の娘がお友達の家で服を盗んでいたというショッキングな事実を知っても「気付かなかった」の一言で済ませてしまうさなかちゃんのお母さん。信じられませんね。