前回の話
まるさんの家でかくれんぼをしようと言い出した友達のさなかちゃん。お友達を入れていいのはリビングと自分の部屋だけと言われているとまるさんが伝えると、さなかちゃんは猛反発したものの渋々納得しかくれんぼが始まりました。すると最初にまるさんを鬼に指名し「目つぶって?」と促したさなかちゃんは、まるさんが目をとじたのを見てニヤリと笑いました。
母が私の友達に冷たい[19]
まるさんの家でかくれんぼをすることになり、まるさんを鬼に指名したさなかちゃん、「目をつぶって?」と言われ、言われるままに目をとじたまるさんを見てニヤリとしました。
そして「いーち、にーい、さーんっ・・」目をとじて1から数え始めたまるさんを見て、ぬき足さし足とこそこそと歩き出すさなかちゃん。
「じゅーに、じゅーさんっ」さなかちゃんがこそっと部屋から出て行ったのにも気づかず、まるさんは数え続けます。
そして、さなかちゃんはまたクローゼットにやってきて、ハンガーにかかっている洋服を物色します。
そのまま洋服を持ち出し、こそこそとクローゼットから出てきたさなかちゃん、まるさんは全く気づかずに「よんじゅごー、よんじゅろーくっ」と数えていました。
そして、クローゼットから持ち出した洋服をランドセルの中にググッと押し込むさなかちゃん。
その後で、「もーいーよーっ!」大きなぬいぐるみの後ろに隠れた後、まるさんに声をかけました。60秒を超えるほどまるさんに数えさせたにもかかわらず、ぬいぐるみの後ろに隠れるのにかかった時間は約2秒。
その後、「どこだー?」何も気づいていないまるさんは、さなかちゃんを探しに行きました。きっと多分こんなやりとりが何度かあったのだろう。今だからこそそう思えるのでした
まるさんの部屋とリビング以外は入らない、という前提でかくれんぼをすることになったまるさんとさなかちゃん、鬼を指名されたまるさんは目をとじて数を数えはじめました。まるさんが数えている間にこっそり部屋から出ていったさなかちゃんは、またまたクローゼットの前へ。そーっと服を取り出すとこっそりまるさんの部屋に戻って自分のランドセルの中に持ち出した洋服を入れました。そして「もーいーよーっ」と平然と言う声を聞いて「どこだー?」とまるさんはさなかちゃんを探しました。
すっかり味を占めてしまったさなかちゃん、無邪気なまるさんを踏みにじるような行動はとっても悲しくなってしまいますね。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
「お友達を入れていいのはこの部屋だけ」というルールにしている家庭はよくありますよね。「この部屋だけ」という約束で始まったまるさんとさなかちゃんのかくれんぼ、何事もなく無事に終わりますように。