前回の話
毎日のようにまるさんの家に遊びに（漫画を読みに）来ていた同級生のさなかちゃんは、ある日トイレに行くと言って部屋を出るとなかなか戻って来ず、戻ってきたと思ったら腹痛を訴え慌てて帰って行きました。翌日、体調を心配して声をかけると「何が？」とキョトン。「お腹痛いって帰ったやん」と言うとハッとした様子でその場を取り繕い、「授業参観さ、お母さん来る？」と話題を変えるさなかちゃんでした。
母が私の友達に冷たい［１５］
授業参観当日の休み時間。もうすぐ親が来るのをみんながソワソワして待っていました。
「あ、おかーさん来た！」教室に入ってくるお母さんの姿を見つけ嬉しいまるさん。
当時、担任の先生に嫌がらせを受けていたまるさんは「どーせ当ててもらえないけど」と思いながらも、お母さんが見ているので張り切って手をあげていました。
休み時間になりみんなで授業参観の話をしていると、「さなかちゃんのママ来てた？」と一人が聞きました。
「・・・来てないよ」さなかちゃんは少しの間の後でそう答えました。
そして、「ウチさー、おかーさん仕事忙しいし、弟もまだ小さいから来れないんよー」とお母さんが来なかった理由を話し出したさなかちゃん。
さなかちゃんは、その後も「おかーさん忙しいけど、長い休みは別荘に連れてってくれるしー、お姉ちゃんもキッズモデルでー」と聞かれてもいないのに一人でペラペラと話していました。
時代なのか地域性なのか授業参観に親が来ないことは稀だったと振り返るまるさん。そんな中でお母さんが来なかったさなかちゃんはとても寂しかったでしょうね。お母さんが来ない理由を話すさなかちゃんは平気そうにしていますが、強がっているようにも見えますね。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
［作者］まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
［編集コメント］ママ広場編集部
授業参観の日はみんなソワソワしますよね！私の子どもの頃もほとんどの親が授業参観に来ていた記憶があります。
