前回の話
まるさんのお友達のさなかちゃん、初めてまるさんのお母さんが家にいる時に遊びに来ました。お母さんの手作りおやつを独り占めして貪るように食べる姿を観察していたまるさんのお母さんは、「この感じ、きっと放置されてるな」と思いました。初めてまるさんのお母さんと対面したさなかちゃんは、その翌日からまるさんに「遊びに行ってもいい?」と言わなくなりました。いろいろなお友達に声を掛け、最終的に出禁を言い渡された頃、お母さんがいないことを確認したさなかちゃんが「今日遊びに行くね!」と、まるさんの所に戻ってきました。
母が私の友達に冷たい[12]
お母さんがいる時に遊びに来てからというもの、全く音沙汰がなかったさなかちゃん、それなのに「じゃ、今日遊びに行くねー!」とケロッと言いました。
「うん、いーよ」まるさんが答えると「やったー!おやつ何ー?」さなかちゃんは家に来る前からおやつの確認をするようになりました。
ちなみに、さなかちゃんが毎日まるさんの家に遊びに来てしていたことは・・ひたすらマンガを読むということでした。
まるさんは一緒に遊びたかったおですが、「うちにはマンガがないから!お願いまるちゃん!」とさなかちゃんに言われて仕方なくOKしていました。
つまり、遊ぶというより、2人がただただ同じ空間にいるだけ、という状態だったのでした。
そして話すことと言えば・・「トイレ行ってくるー」「はーい」とこれくらい。
そしてある日のこと、いつものように「トイレ行ってくるー」と立ち上がったさなかちゃん、部屋を出てトイレに向かうと、トイレのドアの左側にはクローゼットのドアがありました。
「・・・じっっ」そのドアをじっと、ひたすらじっとさなかちゃんは見つめていました。
お母さんが家にいた時に遊びに来てからというもの、まるさんには声をかけず、他のお友達の家に遊びに行っていたさなかちゃん、それから時間が経ち、どうやらそれぞれの家庭から出禁を言い渡された様子のさなかちゃんは、「まるちゃん、今日遊びに行くね!」突然まるさんに声をかけました。ケロッとした様子に驚いているまるさんに「おやつ何?」と家に来る前から確認するさなかちゃん、そして、まるさんの家でひたすらマンガを読んでいたのでした。まるさんが一緒に遊ぼうと伝えても「うちにはマンガないから!お願い!」と頼まれて断ることもできず、遊ぶというよりただ同じ空間にいるだけ」そしてある日、トイレに行くを部屋を出て行ったさなかちゃんは、トイレの隣にあるクローゼットのドアをじっと凝視していました。
さなかちゃんの心に、どうか魔が差してしまいませんように!
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
まるさんのお母さんがいなければ、まるさんの家は、マンガ読み放題のおやつ付き!とさなかちゃんにとってかなり居心地の良い場所のようですね。