前回の話
遊びに来たさなかちゃんの様子と電話で話したさなかちゃんの母親の様子から「訳アリの子やな」とピンときていたまるさんのお母さんは、さなかちゃんの行動を観察するようになりました。お母さんが出した手作りおやつを貪るように食べたり独り占めしてまで食べる姿にまるさんはドン引き。その様子を見てお母さんは「この感じ、きっと放置されてるな」と思いました。さらに、遠慮なくおやつのおかわりまで要求するさなかちゃんに「そんなに食べたら夕飯食べれんくなるで?」と言ってさなかちゃんの反応をうかがうと「ならない!おかわりちょーだいっ!」と必死のさなかちゃん。おかわりを出してあげた後、お母さんはどこかへ電話をかけました。
母が私の友達に冷たい[11]
初めてまるさんのお母さんとさなかちゃんが対面した日、お母さんはどこかへ電話をかけていました。
翌日。さなかちゃんはまるさんの家に来るとは言わず、別の子の家に遊びに行こうと声をかけていました。
突然遊びに行くと言われたみゆきちゃんは、親に聞かないと分からないと答えますが、「えー、別にいいじゃんー」と強引に遊びに行こうとするさなかちゃん。
そんな2人の様子を見て「あ、今日はウチ来ないんだ。じゃ、久々に絵描こーっと!」と、頻繁に遊びに来ていたさなかちゃんが急に他の子の家に行くことを特に気にしていなかったまるさん。
そして、そこからさなかちゃんは色々なお友達の家を回るようになりました。
しかし、しばらく経つと、どこの家も出入り禁止になったようです。
他のお友達の家に遊びに行けなくなり、最終的にまるさんのところへ戻ってきたさなかちゃん。遊びに行きたいさなかちゃんはまるさんに声をかけます。まず「今日おかーさん家にいるー?」と確認し、まるさんが「いないよー」と答えると、
「じゃ、今日遊びに行くねー!」とケロリと言うさなかちゃん。
あれだけ頻繁にまるさんの家に来ていたのに、急に来なくなったさなかちゃん。何か理由がありそうですね。そして、他のお友達の家に行けなくなると何事もなかったかのようにまたまるさんの家に来ようとするさなかちゃん、逞しいですね。
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※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。
[作者]まる
8歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。
[編集コメント]ママ広場編集部
色々なお友達の家を渡り歩き、行くところが無くなるとまるさんのところへ戻ってきたさなかちゃん。まるさんが優しくて断らないことを分かっていたのでしょうね。