
感染を広げないための予防策
手足口病には予防するためのワクチンがありません。そのため、日頃からの基本的な感染対策が重要になります。
○手洗いの徹底
外から帰った後、食事の前、トイレの後には、流水と石けんで20秒以上しっかり手を洗いましょう。アルコール消毒はエンテロウイルスに対して効果が限られるため、石けんと流水での手洗いが基本です。
○タオルの共用を避ける
家庭内でも、タオルの使い回しは避けましょう。ペーパータオルを使用するか、家族それぞれの個別タオルを用意することをおすすめします。
○おむつ替え後の手洗いを徹底する
症状が治まった後も、2〜4週間という長い期間、便の中にウイルスが排泄され続けます。見た目には元気になっていても、ウイルスはまだ体の外に出ている状態です。おむつを交換した後は、必ず石けんで手を洗うことを習慣にしましょう。
保育園・幼稚園への登園について
法律上、手足口病は「登園禁止」の対象疾患ではありません。ただし、発熱があったり、口の痛みで水分がとれなかったりする場合は、回復するまで自宅で安静にさせてあげましょう。登園の再開については、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。
ヘルパンギーナやヘルペスとの違いは?
夏場に子どもの口の中に水ぶくれができる病気として、「ヘルパンギーナ」や「ヘルペス口内炎」があります。これらと手足口病は症状が似ていますが、いくつかの重要な違いがあります。
ヘルパンギーナは、39〜40度の高熱が突然出ることが特徴です。水ぶくれは口の中(のどの奥)にしかできず、手足には発疹が出ません。手足口病よりも高熱が出やすい点が大きな違いです。
ヘルペス口内炎は、高熱とともに口の周りや唇、口の中全体に水ぶくれができます。歯ぐきが赤く腫れて出血しやすくなる(歯肉炎)のが特徴で、この点で手足口病やヘルパンギーナと区別できます。また、季節を問わず一年中発生するのも違いのひとつです。
「手足には発疹がないのに、口の中を痛がって高熱が出ている」という場合は、ヘルパンギーナやヘルペス口内炎の可能性があります。見た目だけでは判断が難しいこともありますので、心配な場合は自己判断せず、医療機関を受診して医師に診てもらうことが大切です。
まとめ
手足口病は、多くのお子さんが経験する比較的ありふれた感染症ですが、口の痛みによる脱水には十分な注意が必要です。また、症状が治まった後も長期間ウイルスが排泄されることを忘れずに、手洗いを続けることが周囲への感染を防ぐカギになります。
日常生活の中から取り組める「手洗いの徹底」「タオルの使い分け」「おむつ替え後のケア」といった基本的な対策を積み重ねることが、家族みんなの健康を守る第一歩です。もし、お子さんが水分を全くとれない、ぐったりしているなど心配な様子があれば、迷わず小児科や専門家の判断を仰ぐようにしてください。
参考情報(出典)
厚生労働省「手足口病」
※本記事の作成にあたり、文章表現の確認や校閲の一部に生成AIを使用しております。
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