[20]タワマン妻はフレネミー|家庭を顧みない夫、荒れた長男。妻は幸せそうな家族を見て唇を嚙みしめる

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前回のお話

麻衣さんは、夫の孝さんと幼稚園に通う息子の律くんと暮らすワーキングママ。引っ越してきたばかりで不安いっぱいでしたが、子ども同士が同じクラスで偶然同じマンションだった拓哉くんのママみのりさんに声をかけてもらい仲良くなります。優しくて綺麗なみのりさんとママ友になれて喜ぶ麻衣さんでしたが、次第にみのりさんの言動に悩まされることに。ある時、みのりさんがママ友たちに自分の悪い噂を広めていたと知り困惑する麻衣さん。職場の同僚にみのりさんのことを相談すると、友達のフリをした敵であるフレネミーだと言われ、信じたくないと思いつつも納得する部分もあり複雑な気持ちになる麻衣さん。しかし、一緒にいて楽しいときもあり、その後も変わらずお付き合いを続けていました。ある日、麻衣さんが残業の日に律くんを預かると言ってくれたみのりさん。律くんもいい子にしていたと聞き、快く預かってくれたみのりさんに感謝していた麻衣さんでしたが、数日後に幼稚園で数人のママたちが麻衣さんと律くんのことを悪く言っているのを聞いてしまいます。麻衣さんが直接ママたちに確認すると、噂を広めていたのはみのりさんでした。麻衣さんたちのやり取りを見ていた冴子さんが「噂話を真に受けてバッカみたい」と一蹴してくれたおかげで誤解は解けたものの、みのりさんの裏の顔に大きなショックを受けた麻衣さん。これまでモヤモヤしながらもどこかでみのりさんを信じたいと思っていましたが、今回のことでこのままではダメだと強く思った麻衣さんは、翌朝、幼稚園で会ったみのりさんに「今までありがとう。これからは私たち、少し距離を置こう」ときっぱり伝えました。

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我が家とは正反対。絵に描いたような幸せ家族が越してきた

同じマンションに引っ越してきた麻衣ちゃんとは、子ども同士が幼稚園で同じクラスだったこともありこれまで仲良くしてきました。でも、あるとき麻衣ちゃんから距離を置こうと言われました。驚きましたが、心当たりがないわけではない私は何も言えませんでした・・。

あれは数ヶ月前のこと。夫の有二の帰りが遅いのはいつものことで、その日もいつものように有二のご飯を用意して待っていました。0時を過ぎた頃、ようやく有二からメッセージが届きました。

今から帰るという連絡かと思ったら、『残業で遅くなったから、会社近くのホテルに泊まる』という素っ気ないメッセージ。もっと早くに連絡くらいできたんじゃないの?本当に残業だったのかどうかも怪しいものです。私は腹立たしいような惨めなような気持ちで有二の食事を勢いよく捨てました。

翌朝、重い気持ちのままゴミ捨てのために1階へ降りた私。すると、見慣れない家族が荷物を運んでいました。新しく引っ越してきた人たちのようです。奥さんが「わ~、これ重~い!孝の漫画じゃない?」と言いながら段ボール箱を運んでいると、「あぁ、わりぃ!俺持つわ」と旦那さんが走って来ました。拓哉と同じくらいの男の子も「僕、力持ちだからねっ!」と楽しそうにお手伝いしていました。見るからに仲が良さそうな家族。うちとは全然違う・・。仲睦まじい3人の様子に、どす黒い気持ちが沸き上がってくるのを感じました。

部屋に戻ると、雅治と拓哉がケンカをしている声が聞こえてきました。反抗期に入ったらしい雅治は最近ずっとイライラしていて兄弟喧嘩が絶えません。今日は雅治が拓哉のゲームソフトを取ったようで、拓哉は大泣き。私は「返してあげて」とできるだけ冷静に伝えましたが、雅治は「うるせーな!」と乱暴な言葉で反発します。「ちょ、親に向かって何て言葉を・・」ショックを受けつつも、どうやってこの場を収めようかと考えながら2人に近づいたその時、テーブルに置いてあったグラスに手が当たってしまいました。

床に落ちたグラスは大きな音をたてて粉々に割れました。割れたグラスを慌てて片付ける私の向こうでは、「うるせぇな!」「うわああぁ」と怒鳴り声と泣き声がずっと響いています。もう嫌・・。有二は家のことも子ども達のこともほったらかしだし、子ども達は全然言うことを聞かないし・・。虚しさでいっぱいの私は、ふとさっきの仲の良さそうな家族を思い出しました。・・なんで私ばっかりこんな目に遭わないといけないの・・?私だってあんな風に家族と笑い合いたいのに・・ずるい!私の行き場のない気持ちの矛先は、無意識にさっきの女性に向いていました。

夫婦仲も良いとは言えず、子どもも反抗期で家庭内もうまくいっていなかったみのりさん。そんなときに出会ったのが麻衣さんだったのですね。

※フレネミーとは・・
「フレネミー」は、英語の「フレンド(友人)」と「エネミー(敵)」を組み合わせた造語として広く知られている言葉です。
単なる敵よりも、心理的な距離が近い分だけ対処が難しい関係性とされています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本:あおいゆめ
作画:ポジョ

最新のコメント
  • ウニママ より

    ああ、それで八つ当たりか

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