[45]手作りクッキーを断られると説教をして「ありがとう」を強要。執着ママにロックオンされた話|まるの育児絵日記

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前回のお話

児童館で出会ったゆかちゃんママからストーカーのように執着されるようになり恐怖を覚え、しばらく児童館に行くのをやめていたものの、仲良しのマキちゃんママに誘われまた児童館に行き始めたまるさん。しかし、やはりゆかちゃんママは空気を読まない言動をしたりまるさんと距離を縮めようとしてグイグイきます。ゆかちゃんママから強引に日時と場所を指定され、断り切れず一緒に公園でピクニックをすることになったまるさん達。当日、公園に行くとゆかちゃんママが待ち構えていて、まるさんを見た途端にマシンガントークを浴びせます。他のママ達も合流し、各々遊具などで遊んでしばらくしてお弁当の時間になりました。みんながレジャーシートを敷き終わるや否や、「皆さん!私、ダージリンとローズマリーのクッキー焼いてきたんです!」と手作りのハーブ入りクッキーを取り出したゆかちゃんママは、「アキくん、はいっ!食べて!」となぜかまるさんの息子アキくんを名指ししてクッキーを勧めました。

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執着ママにロックオンされた話

なぜかアキくんを名指しして手作りクッキーを差し出すゆかちゃんママ。

突然クッキーを差し出されてキョトンとしていたアキくんは、「クッキーいらない。アキ食べない」と首を横に振りました。それを見て「ですよね」と思ったまるさんですが、

自分のクッキーを断られたゆかちゃんママは真顔で固まります。

ゆかちゃんママの表情が変わったことに気づいたまるさんが「えっと・・アキ、『おやつ全般』食べなくて」とアキくんがクッキーを断った理由を説明し、気まずい空気を察したマキちゃんママも「お弁当の『あと』に『みんなで』いただきますねー」とフォローしてくれました。

しかし、ゆかちゃんママはアキくんをまっすぐ見下ろし「ねぇ、アキくん」と呼びかけると、

ストンとしゃがんでアキくんと目線を合わせ「ちくちく言葉とふわふわ言葉って知ってるかなぁ?」と問いかけました。

そして、「いらない。食べない。は、作った人を傷つける『ひどい言葉』なの。だから使っちゃダメ。ふわふわ言葉は『ありがとう』だよ」とアキくんに伝えると、

「はい。クッキーどうぞ。『ありがとう』は?」と再びクッキーをアキくんの前に差し出しました。

ゆかちゃんママから名指しで「アキくん、食べて」と手作りのハーブ入りクッキーを差し出されたアキくんは、「クッキーいらない。食べない」と首を横に振りました。ゆかちゃんママの表情から笑顔が消えたのを見て、まるさんは「アキ、おやつ全般食べなくて」と説明し、マキちゃんママも「お弁当のあとにみんなでいただきますね」とフォローを入れてくれました。しかしゆかちゃんママは、アキくんに「いらない。食べない。は、作った人を傷つける『ひどい言葉』だから使っちゃダメ。ふわふわ言葉は『ありがとう』だよ」と言って、いらないと言っているアキくんに「はい。クッキーどうぞ。ありがとうは?」と再びクッキーを差し出しました。
相手を傷つけないように言葉を選ぶことは大切だと思いますが、それをこんな小さな子に求めるのは無理がありますよね。そして、いらないと言っている子に食べることを強要するなんておかしいですよね。

※この話は身バレ防止のため実体験にフィクションを加えてオーバーに描いております。
登場人物名、場所は架空のものとし、創作漫画としてお読み頂けると幸いです。

[作者]まる
9歳の面白息子アキを育てるアラフォー母です。

[編集]ママ広場編集部
いらないものはいらないですよね。なぜ「ありがとう」を強要するのでしょうか。

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