[6]外孫優先義母|「お洋服買ってあげる」内孫は誘わないお出かけでも嫁には「車出して」

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嫁は召使いでも運転手でもない。

義母に言われて買ってきたイチゴ。こんなこと言いたくないけど、うちの生活費から出して買ったイチゴ。ミコトくんはイロハに「一緒に食べよう」と言ってくれていましたが、義母が私とイロハが席を外した隙にミコトくんにだけ食べてもらおうとイチゴを出したので優しいミコトくんは困惑していました。

「遠慮しないで食べればいいじゃん」とミユキさん。「ミコトが食べないならお母さん食べるけど?」とけしかけました。すると慌てて「それはダメ!僕が食べるから!」と言ったミコトくんに「ほらっ、やっぱり食べたいんじゃん」と笑うミユキさん。

念を押すかのように「ぜーんぶミコトくんのだからね~」と言う義母、ほんと意地悪。ミコトくんは「うんわかった」と言いましたが、真顔で「でも食べきれなかったのは明日の朝食べるから残しても誰も食べないでね。」と義母にお願いしたのです。

ミユキさんとミコトくんが泊ることになったので、義母に布団や泊る準備を命じられた私とイロハ。「準備ができましたよ」と声をかけて、ミコトくんはお風呂へ。

イロハがテーブルのお皿に気付き、「イチゴ・全部食べちゃったの?」と言うと「そうなのよ~今度またお母さんに買ってもらって。」とわざとらしい笑顔で義母が言いました。イロハは少し悲しそうな顔をしましたが、それ以上は何も言いませんでした。

「そうそう、明日お出かけしない?」と、唐突に義母が提案しました。「ほら、ミコトくんのお洋服も買ってあげたいし。」イロハには一度も言ってくれたことのないことです。ミユキさんは「あ~。じゃ、1週間分の食料品とかも一緒にいい?」とすかさず言います。母親にそんなのも買ってもらう!?でも義母は「もちろんよ~」と嬉しそうなので、私が気にすることではなさそうです。関係ない話、と思っていると「スミレさん、車出してもらっていいかしら?」と当然のように義母に言われ驚きました。

義母やミユキさんは、同居のスミレさんをお手伝いさんとでも思っているような接し方で、ストレスが溜まるスミレさんの気持ちが伝わります。イロハちゃんにだけ手伝いをさせたりフルーツを挙げなかったり、子ども心にも差別されていると感じてしまいますよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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