かつて夫婦の破局を狙い会社も巻き込んだトラブルメーカーの婚約破棄。外面が良い夫の本性は不倫男だった【３６３】｜岡田ももえと申します

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前回の話
小さい頃から怖がりだった良し男さんを守らなければとずっと傍にいて悪い物、危ない物から遠ざけてきた義母。けれどもう良し男さんは大人になり、妻と娘を守る立場になっていることに気付き「もう大丈夫なのね」と納得した義母は、数々の酷いことばですみれさんを傷つけたことを謝罪しました。本当はまだ義母を許せないすみれさんではありましたが、良し男さんを想い笑顔で「これからもよろしくお願いします」と伝えて義実家を後にしたのでした。

外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～【３６３】

ある日、会社帰りの同僚たちとの飲み会の席で、良し男さんは久しぶりにふり子さんの噂を聞きました。

「なんかねぇ、婚約した人と」

「婚約破棄になったみたいよぉ～」
ふり子さんは次の職場で、ある男性と出会っていたのでした。

（ようやく俺も結婚か）と嬉しそうにしている男性社員。

彼、は気さんは、ふり子さんを一目見た時に感じました。

ふり子さんこそが自分の運命の人だと。書類を持ってきたふり子さんは、可愛らしい笑顔で微笑んでいました。