女が諦めたと思い油断した夫。かまをかけられあと一歩のところでボロが出る。外面が良い夫の本性は不倫男だった【２９６】｜岡田ももえと申します

2024-10-21

岡田ももえ

前回の話
後輩のふり子さんに狙われていた既婚の良し男さんは、妻のすみれさんのアドバイスでふり子さんを諦めさせる作戦を実行しました。夫婦喧嘩になりお互いの両親を交えた話し合いにふり子さんの名前が出たことにして、誤解を生まないようにもう会わないときっぱり伝えた良し男さん。ふり子さんも納得したように見えました。

外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～【２９６】

「私、前に相談しましたよね。彼氏がいるのに奥さんがいる人の事が気になって」

「苦しいって」ふり子さんが穏やかに話し始めました。そして、「本当に・・・」

「素敵な恋でした」とにっこり。ついにふり子さんが諦めてくれたようです。良し男さんとすみれさんの作戦が成功したのです。

すっきりとした表情で「帰りましょうか。私はタクシーで帰りますね。雨ふりそうですね」と歩き出すふり子さん。良し男さんは「うん」「うん」と相槌を打ちます。

作戦が成功した良し男さんは「真っすぐ帰ろう。すみれとほの香が待つ家に！！！うんっ」と晴れやかな気持ちになりました。すると、ホッとした様子の良し男さんにふり子さんが声をかけました。「良かったですね。奥様と仲直りできて」

満面の笑みで「うんっ！！！」と答えた良し男さん。夫婦喧嘩中ということになっていた良し男さんですが、ふり子さんにかまをかけられつい本音を答えてしまいました。
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