前回の話
結婚記念日に予約していたケーキを手に帰宅すると、妻すみれさんに実家に帰られてしまっていた良し男さんです。
外面がいい夫の本性について~外面の良い夫が不倫してました~【224】
すみれさんが娘のほの香ちゃんを連れて実家に帰ってしまったことがわかり、激しく動揺した良し男さんは、すぐにすみれさんに電話をしました。でも正直、なぜすみれさんが怒っているのか正直ピンときていませんでした。とにかく謝ろうという気持ちです。
すみれさんのスマホは留守電。アナウンスだけが良し男さんの耳に冷たく響きます。
すみれさんが電話にすら出てくれないことで、良し男さんの動揺はますます激しくなりました。
良し男さんは、今度はすみれさんにメッセージを送りました。
『今すっごく俺が悪い気がする!』『記念日ケーキ買った!しかもホール!』『お願いちゃんと話そ!俺泣きそう!』何が正解かわからず、色々送ってみました。
ところが、それらのメッセージに既読がつかず、部屋の片隅に座りこんで落ち込む良し男さんです。
良し男さんは誰かの意見が聞きたくなりました。不安な気持ちの時に相談に乗ってくれそうな人を思い浮かべた時に脳裏に浮かんだのはふり子さんでした。『私は外面さんの味方です』とそっと付箋を貼ってくれていたふり子さんのことを本気で天使のようだと思っていました。
次の話
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]岡田ももえ
自身や知人の実話体験談をブログとSNSで投稿しています!!
----------
[編集コメント]ママ広場編集部
逐一ふり子さんに状況報告をしてしまう、いや、させられている良し男さんは完全にふり子さんの思うがままですね。