心配するフリをして妻が実家に帰ることを確信して笑う女。外面が良い夫の本性は不倫男だった【２２０】｜岡田ももえと申します

2024-08-03

岡田ももえ

前回の話
同じ会社のふり子さんに好意を寄せる良し男さんには、かつての同僚で育休中の妻すみれさんと娘ほの香ちゃんがいます。ふり子さんはいつも良し男さんに優しく励ましてくれるのですが、実は良し男さん夫婦を別れさせようと企んでいて、何も知らない良し男さんを操りすみれさんにストレスを与える作戦を実行中です。良し男さんの不倫を疑っているすみれさんはふり子さんの作戦通りイライラとストレスで耐えきれず「実家に帰る」と宣言しますが、良し男さんはなぜか帰らないと確信しています。

外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～【２２０】

良し男さんはメッセージで、妻が実家に帰ることは無いと思う理由を伝えました。

ふり子さんはまた良し男さんに同調し『それならきっと帰りませんね』と返信しますが、クスクスとまた笑い出しました。

奥さんは必ず実家に帰る。ふり子さんは確信して満面の笑みだったのです。

すみれさんは義理の両親が帰宅した後、義母を呼んですみれさんの育児相談をする時間をつくってあげるというなんとも迷惑なサプライズ企画は本当に良し男さんが考えたものなのかをもう一度確認しましたが、「そうだよ」と嘘のない顔で良し男さんは答えました。

すみれさんは、質問したときの良し男さんの顔、呼吸など一つ一つ思い出して考えましたが、良し男さんに動揺した様子は見られませんでした。

会社では、良し男さんがすみれさんのことを考えていました。
帰宅したらすみれさんがまさか実家に帰っていないよな、大丈夫だろ、そんなわけないと気が気ではないようです。
実家に帰ることは無いと確信していたはずですが、やはり少し心配のようです。
次の話
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。