妻のストレスの根本が見えず、時間が経てば機嫌も直ると勘違いする夫。外面が良い夫の本性は不倫男だった【２１８】｜岡田ももえと申します

2024-08-02

岡田ももえ

前回の話
突然訪問してきて身勝手な振る舞いにハッキリ物申したすみれさんを逆恨みし、嫌がらせをした義理の伯母やば美さんでしたが、すみれさんが連絡をした義父の公平な判断により、やば美さんが叱責される形で嫌がらせについては一件落着しました。

外面がいい夫の本性について～外面の良い夫が不倫してました～【２１８】

帰り際、義父からあらためてやば美さんのことで申し訳なかったと謝罪がありました。近所に流したすみれさんの悪い噂は嘘だったとやば美さん本人から謝罪することも約束してくれました。

すみれさんは少し安心して義父に感謝しました。

「これからも夫婦仲良くね。良し男もしっかりしなさい。」という義父の言葉を、ほげぇとのん気に聞いている良し男さんです。心の中で「良かった」と呟いていました。

すみれさんが怒っている問題が全部解決したので、実家に帰ることは無いだろうと思っていたのです。

朝、すみれさんに声をかけて会社に出かける良し男さんに背を向けてまるで聞いていない様子のすみれさんからは返事もありません。それでも良し男さんは、時間が経てばすみれさんの機嫌も直るだろうと考えていました。

会社へ行く電車の中で、すみれさんは怒ると長いからなぁと息が詰まる気持ちがした良し男さんは、ふり子さんへメッセージをすべくスマホを開きました。