前回の話
夫ミノルさんの実家に帰省していたナオミさんでしたが、義実家の人々は男性優遇が当たり前という考えのもとに、小学6年生の娘ユズキちゃんを含め女性全員が忙しく料理やお酒の準備をする中、男性陣は早々に宴会を始めお酒が出てくるのが遅いと文句を言うばかりか、ユズキちゃんに対して「お母さんのようになるな」「習い事なんて無駄」などと失礼な発言をしていました。さらにナオミさんにお酌を強要させたり体を触ったりデリカシーのない言葉を浴びせたり散々な態度。ミノルさんはその場にいながらも何もフォローしてくれず、それどころかナオミさんが我慢しろという始末で我慢の限界がきたナオミさんは、再び体を触ろうと手を伸ばした親戚のおじさんにビシッと物申したことをきっかけに義父母に怒られ、謝罪できないなら出て行けとまで言われたので、酔いつぶれて寝ているミノルさんをそのまま放置して「二度と来ません!」と、ユズキちゃんを連れて義実家を出ました。その後は娘とテーマパークで思い切り遊んで帰宅したのでした。
義実家にいきたくない![9-1]母娘はリフレッシュ、夫はイライラ
娘とふたり、しっかり遊んで数日後に帰宅したナオミさんたちは、楽しかった旅のおかげでご機嫌でした。
ところが、酔って寝ていたまま置き去りにされていたミノルさんはイライラが止まりませんでした。連絡しても応答がなく、自宅でひとり待っていたのです。
「どこに行ってたんだよ、勝手に帰ってさぁ。あの後どれだけ大変だったか・・・少しくらい我慢してくれても・・・」ミノルさんは玄関まで出て来て不満をぶちまけました。
ミノルさんの言葉を聞いて再び怒りが湧いてきたナオミさんです。「はぁ?あんなにバカにされて?体も触られたのに我慢しろって?ユズキのこともバカにされて・・・どういう神経で私に話してるの?」義実家では酔っていたこともあってまともに聞いてもらえなかった不満をもう一度ミノルさんに訴えました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。