小学2年生の息子ケンゴの担任の先生によると、ケンゴは仲の良い友達だったはずのヒロ君に命令してマモル君を蹴らせたことを認めたとのこと。ヒロ君は、ケンゴのことが怖くて命令に逆らえなかったと先生に言ったそうなのです。またケンゴにはそんな意地の悪いことをしたという自覚がなく、遊びだったと先生に話したそうですが、私にはどうしても信じられませんでした。悶々としていると、マモル君お母さんからメッセージが届きました。
小学生息子がイジメっ子!?[3]「悪い心」があると言われた
マモル君のお母さんにもこの事件の連絡がいったようです。ずいぶんご立腹の様子が文章から感じ取れました。
『こんにちは。
マモルがヒロ君に蹴られたことで先生から連絡があったと思いますが、ケンゴ君が目英霊していたそうですね。
マモルにも確認しましたが、ケンゴ君が命令したと認めたと聞きました。何もしていないマモルに友達を使って
意地悪をするなんて。非常に悪質です。
このまま成長するケンゴ君のことがとても心配です。
お母様の方からもご指導いただけますでしょうか。
byマモル母』
なぜ?どうして?と、どうしても信じられないとしか考えられず、それでも
3人が仲がいいと思っていたのは私だけなの?
すっとケンゴはいじめた??
いろいろ考えてしまいます。そこへケンゴが学校から帰ってきました。
「ただいまー」
「おかえり!
先生から今、電話があったんだけど・・・」
言いかけると、ケンゴは「あ・・・」と少し曇った顔になりました。
「・・・うん。遊んでて・・・
ボク、マモルくんにやり返してってヒロくんに言ったんだ。
でも先生は僕に悪い心があるって・・・」
「悪い心!?」
それはちょっと先生の言葉にしては・・・。
でも待ってその前に。
「んん?『やり返して』?どういうこと??
ママにちゃんと話してくれる?」
ケンゴの様子を見ていて、何か違うな、と感じました。
続きます
「小学生息子がイジメっ子!?」は毎日更新します。
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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。
[脚本・編集]ママ広場編集部 [編集・作画]めめ
作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。