【11】全員納得、円満解決・・とはいかない。小学生息子がイジメっ子!?|ママ広場マンガ

前回の話

マモル君を蹴ったのはケンゴ君に言われたからだと話したヒロ君に「怖かった?」と聞いたら頷いたことから、てっきりヒロ君はケンゴ君のことが怖くて命令に逆らえなかったのだと思い込んだ吉村先生。ところが実際にはヒロ君が怖かったのは目の前で怒った顔をしていた吉村先生だったことが明らかになりました。また、ケンゴ君が「遊んでいただけ」とのんきに答えたことで、ケンゴ君は自分がイジメをしていることに気づいていないと思ったことも、実際に3人は遊んでいたようだとわかった吉村先生なのでした。

小学生息子がイジメっ子!?[11]誤解が解けてホッとする親、ますますモヤる親






放課後。
事実を確認した後、吉村先生はケンゴ君のお母さんに電話で報告しました。

「私の勝手な思い込みで・・・大変申し訳ありません。」
ケンゴ君のお母さんは、心からホッとしました。
「いえいえ。誤解が解けてよかったです。」
電話を切るなり、
「あーーー本当、誤解が解けてよかったーーーっ」と思わず独り言が出てしまいました。

ヒロ君のお母さんは、トラブルの後もヒロ君がケンゴ君と一緒に学校から帰ってきていることも、仲良く遊んでいることも知っていました。
「ホントに息子が、申し訳ありませんでした。」
ヒロ君から、何があったのかその日のできごとも聞いていたそうです。
「こちらも色々と勘違いしてしまって・・・ケンゴ君ことも・・・」と言う吉村先生に
「・・・そうですね。息子からは先生が怖かったと聞いていて・・・
ケンゴ君とはよく遊んでいてとっても仲良しです。」と伝えました。

一方、マモル君のお母さんは・・・。
「マモルがケンゴ君を蹴った?
今回はマモルが蹴られて、やめてと言っているのに、何度も蹴られたことは事実ですよね?」

吉村先生の報告を聞いて、またご立腹です。
電話のやりとりを側で聞いていたマモル君は
「ボク知らない・・・」うつむいてしまいました。

何もしていないマモル君がヒロ君に蹴られて、それは実はケンゴ君の命令だったと思っているマモル君のお母さんは納得がいかない様子でした。
マモル君は、遊んでいた流れでキックしたことも、本当はヒロ君に蹴られていないし叩かれていないことも、
先生やお母さんに言えなくなってしまったのでした。

「うちのマモルがウソツキだと!?
マモルは知らないと話していますけど!?」
「ケンゴ君が見礼していたのは本当ではないんですか?うちの子は被害者ですよ!?」
吉村先生は一通りの説明はしたものの、すごい剣幕で言われて結局誤解は解けないママになってしまいました。

ケンゴ君のお母さんとしては、かみ合わなかった真実がやっとわかり、
みんなが納得・・・とはいきませんでしたが、ほっと一息つくことができました。

続きます

「小学生息子がイジメっ子!?」最終話は明日更新します。

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※ストーリーは体験者の話を元に作成編集したものであり、登場人物や団体名は仮名です。
※実在の人物や団体等とは関係ありません。

[脚本・編集]ママ広場編集部 [編集・作画]めめ 

作画:めめ
のらりくらりと育児をしながら日常のイラストを描く3児の母。にん

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