今の仕事を選んだのはなぜ?どんなルーツを辿ったの?学生時代の学びは今の職業にどう活かされている?今回はRainbow Voice株式会社代表取締役の金丸明日香さんにお伺いしました。

現在、私は4歳と8歳の息子を育てながら、ボイストレーナー、シンガーとして活動しています。
また、運営しているボイストレーニングスクールでは、講師育成や企業研修など、「声」を通して人の可能性を広げる仕事に携わっています。
こうして今の仕事を続けられている私ですが、始まりは特別なものではありませんでした。
「歌が好き」という気持ちが人生の土台に
きっかけは、2歳頃から歌うことが大好きだった、一人の子どもだったことです。
私が歌うと、祖父がとても喜んでくれました。その笑顔を見ることが何より嬉しく、「もっと歌いたい」という気持ちが自然と育っていきました。
4~5歳になる頃には家でステージごっこをするようになり、幼稚園のお店屋さんごっこでも、お店を出さずにステージを出して、歌を披露していまし た。
人前で歌い、誰かが笑顔になってくれることが本当に楽しく、「歌は人を元気にできる」という感覚を幼いながらに感じていたのだと思います。
もちろん、その頃は将来ボイストレーナーになるとは想像もしていませんでした。
ただ、今振り返ると、この「好き」という気持ちが、私の人生の土台になっていたことは間違いありません。
学生時代の味方は「歌うこと」
中学・高校では地元の伝統校へ進学しました。
勉強や学校行事に取り組む一方で、歌への情熱は変わることなく持ち続けていました。
中高時代の受験勉強は、主に図書館でしていました。
高校は、ほとんどの生徒がその伝統から大学推薦を受けて進学していました。一方、私は放課後になると毎日のようにカラオケへ行き、歌っていました。私にとっては真剣な活動でしたが、学校から評価されることはなく、ごく一部の推薦をもらえない生徒となり、一般受験をすることになりました。
周りはすでに大学進学が決まっている中での受験勉強。かなり孤独な状況でしたが、そんな時の息抜き方法、そして自分の味方は、やはり「歌うこと」でした。
現在は、「声」を通してボイストレーナーとして活動するだけでなく、起業家としても仕事をしています。周りとは違う道を歩んでいるため、理解してもらうことが難しく、どうしても『孤独』が伴います。しかし、この時の経験があったからこそ、
・みんなと一緒でなくて良い
・自分の時間やタイミング、そしてペースがある
ということを大切にできるようになりました。
大学は女子大学の英語英米文学科へ進学しました。当時は「東京で本格的なボイストレーニングを受けたい」という思いが強く、夢に近づける環境を優先して進学先を選びました。
大学では英語だけでなく、英米文学や異文化理解についても学びました。文学作品を読み解く授業では、登場人物の心情や背景を考えながら文章を深く理解する力が養われました。また、英語で自分の考えを伝える力や、相手の話を正確に理解する力も身につけることができました。
また、毎日外国人の先生方の中で過ごしていたため、現地でも物おじせずに生活することができました。語学が上手になること以上に、
「物おじしないこと」
「自分を持つことができること」
この二つを身に付けられたことは、今振り返っても、本当に良かったと思える財産です。
一方で大学生活では、約10校の大学が集まる音楽・バンドサークルに所属し、多くのライブステージを経験しました。
音楽は一人では成り立ちません。
仲間と一つのステージを作り上げる中で、責任感やコミュニケーション力、そして人に伝える力を実践を通して学ぶことができました。
これらの学びは後に、ハリウッドでボイストレーニングを学ぶ際、大きな支えとなります。
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