前回の話
「二人目を作るつもりはない」お母さんにハッキリと自分の意思を伝えた奈々さん、でもそれから数ヶ月後に、赤ちゃんの写真が送られてきました。すぐに電話があり従兄弟に赤ちゃんが産まれたと聞いた奈々さんの言葉を遮るように「性別が男だから、お父さんが羨ましがっちゃってねぇ～」お母さんの二人目を迫るような口調にうんざりした奈々さんは、モヤモヤした気持ちが晴れず、職場の昼休み、先輩ママさん達に打ち明けたのでした。
男の子に生まれなかった私［８－２］先輩ママたちの話
職場でのお昼休み、先輩ママさん達にお母さんとのやり取りを打ち明けた奈々さんは、「一人っ子ってダメなんですかね・・」と言った後で、「はっ！しまった、す、すみません！こんな変な話し・・」昼休みはいつもみんなで育児の話で盛り上がっていたのもあり、思わず話してしまったものの、空気を乱してしまったかと動揺する奈々さん、すると「・・うちね、男の子が二人の兄弟なんだけど・・」手を挙げながら先輩ママが言いました。
「『男の子二人なんて大変だね』とか、『女の子がいないと将来孫を抱かせてもらえないからかわいそう』とか・・うんざりする程言われるのよ～」さらに、「でも実際、本当に大変なのよねえ。まだ小学生なのに、一升炊きの炊飯器がいるほどよく食べるし・・これから中高生になったら食費どうなるの！？って心配だけど、部活も頑張ってて、応援に行くのが楽しみだよ～。忙しいけどね・・笑」と大変ながらも笑顔で話すのでした。
するとまた別のママが、「うちなんて姉妹だから、義母が『跡継ぎはまだか』とか、『次は絶対男だ～』とかうるさくて、確実に次男の子産まれる保証ないだろっ！って、でも女の子二人もおままごととかしてて可愛いのよ！ケンカもするけどさっ」と話してくれ、また別のママは「うちは一姫二太郎で育てやすいでしょってみんなから言われてうんざりよ・・。でもうち、姉がやんちゃで弟は大人しめでさ、結局は個人の性格よね。下が産まれた時、上の子可愛くない症候群になった時期があって大変だったよ」家族構成や性別が異なる先輩ママさん達みんな、周りからいろいろ言われていることがわかったのでした。
ママ広場マンガ「男の子に生まれなかった私」は毎日更新します。おたのしみに！
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。
