前回の話
娘の菜乃花ちゃんは元気にすくすく育ち、テレビの影響でプリンセスが大好きに。可愛いお洋服が大好きな菜乃花ちゃんが、自分の欲しいものを選ぶよう、奈々さんは菜乃花ちゃんの意思を尊重することを心がけていました。男女を区別する教育をしない現在のおかげか、菜乃花ちゃんは心から自分が欲しい物を選んでいる、奈々さんはそんな風に感じていました。
男の子に生まれなかった私［６－２］孫を可愛がる父親の胸の内
そして、奈々さんが菜乃花ちゃんと一緒に実家に帰ると、「じいじっ！」「菜乃花よく来たな！そう言って嬉しそうに笑うお父さんを見て、奈々さんは「父は私に『孫が女の子で悲しかった』とは言わないんだな」と思いました。でも・・「お父さんってば、『菜乃花にきょうだいを作らないのか』『跡継ぎを作らないのか』ってうるさくてねぇ・・」とお母さんにそう言われ、複雑な気持ちになりました。
「そう・・」と奈々さんは答えたものの、子どもは一人っ子にすると決めていました。「仮にもう一人産んだとして、もしもその子が私と同じになってしまったら・・」そう考えて怖くなる奈々さんは、親のためを思って必死に過ごしてきたかつての自分を、どうしても思い浮かべてしまうのでした。
そのことから兄弟姉妹を作って育てる自信がなかった奈々さんは、「目の前の我が子を頑張って育てること」それが、その時の精一杯だと感じていたのでした。
ママ広場マンガ「男の子に生まれなかった私」は毎日更新します。おたのしみに！
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。
