男の子のフリをしなくていい、遠くへ。地元を離れて自分らしく生きたい。男の子に生まれなかった私[4-1]|ママ広場マンガ

前回の話
男の子が産まれるととても喜ばれる環境で育った次女の奈々さんは、お父さんに「お前が男だったら」「どうして女なんだ」と言われて育ち、いつしか男の子として振る舞うのが正しい事だと思い込んでしまうように。小学生時代は男の子のように過ごしていましたが、中学校の制服はセーラー服、せめて髪だけでもと短く切ったものの「お前が男だったら」と繰り返すばかり。そう言われて「女の子でごめんなさい」と本気で思っていた奈々さんは、精一杯男の子に見られるように努力しましたが、背が伸び声変わりをする男の子たちと比べて、どんどん女性らしい体つきになり「今の自分を知っている人から逃げたい」と精神的に限界を迎えていました。

男の子に生まれなかった私[4-1]男の子のふりをしなくていい場所に行きたい


そして高校生になった奈々さん、高校はわざと地元の子達が行かないような遠い学校を選んで受験しました。地元から離れた高校に行けば、男の子のふりをしなくてもいい、家だけで男の子を演じればいい、そう思ってほんの少し気持ちが軽くなったのでした。

そして、いつしか「地元を離れたい」そう思うようになっていきました。それから数年後のこと、大学生になった奈々さんは、ついに地元を離れました。親の目がなくなった奈々さんは、自分のしたい恰好をするようになりました。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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