前回の話
男の子が産まれるととても喜ばれる環境で育った次女の奈々さんは、男の子が生まれなかったと、お父さんにがっかりされ、その後も「お前が男だったら」「どうして女なんだ」と言われて育ちました。従兄弟たちのようにやんちゃに振る舞っていればお父さんは喜んでくれると思っていたものの、体までは男の子になれず落ち込みます。本心では可愛いものが大好きでフリフリのワンピースを着ているお姉さんのように可愛い洋服を着たいと思っていた奈々さんは、「うちの女の子はお姉ちゃん。男の子は私の役割」そう思っていたのでした。
男の子に生まれなかった私[3-1]女の子らしいと父ががっかりする
奈々さんは、保育園の頃あたりから男の子の真似事をするようになっていました。誕生日プレゼントも、ラジコンやプラモデルなど、男の子が喜ぶようなものばかり選んでいました。そんな時、お姉さんがもらっていたのは、お人形やアクセサリーなどの可愛いおもちゃばかりでした。
ラジコンやプラモデルなどのプレゼントは全部奈々さんが自分で選んでいたのですが、それは「私が女の子らしいと、父ががっかりするから」と思っていたからでした。普段の遊び相手も男の子ばかりだった奈々さんは、毎日グランドに出ては活発に遊び回る。そんな小学生時代を過ごしたのでした。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。