前回の話
次女として生まれた際、お父さんに「男がよかった」「どうしてお前は女なんだ」と言われ育ち、長い間自分の性別を受け入れられずにいた奈々さん、地元を離れることで自分自身を取り戻し、就職した後は結婚に出産と、充実した毎日を送っていましたが、「跡継ぎを作らないのか?」と両親に言われてモヤモヤ、思わず職場の先輩ママさん達に相談したところ、さまざまな家族構成でも周りの言葉で傷ついていること、子育てを大変だけれど可愛いと思って乗り越えていることがわかり、「一人っ子はかわいそうかも」って思わなくていいんだよ」と励まされ、「悩んでいるのは私だけじゃなかったんだ・・」と思いました。
男の子に生まれなかった私[10-2完]優しい言葉に心が軽くなる
「一人っ子だからかわいそうなんて思わなくていいんだよ」先輩ママさん達にそう言われて「ありがとうございます・・」とお礼を伝えた奈々さんは、みんなのから優しい言葉をもらって、なんだか心が軽くなりました。そして、「自分の性別を親に認めてもらえなかったからこそ、妊娠して、子どもの性別がわかった時、『この子を大切に育てよう』そう決めたことを思い出したのでした。
「子どもを育てるということは、本当に手探りで、年齢毎に悩みが変わって大変」と思う奈々さんは、「子育てをする時間は限られている。子どもはいつか巣立っていく」そう思った後で、
「その時まで、楽しさも悩みも精一杯受け止めてこ、子育てしていきたいと思う」そんな風に決心したのでした。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。