[10]シール交換トラブル|娘の体調も心も置いてきぼり。シール購入に夢中の母

アイコンイメージ
前回のお話

巷で大ブームを巻き起こしているうるうるシール。小学3年生のあいちゃんもお友達のまりあちゃんたちとシール帳を見せ合っている姿を、お母さんの結衣さんも微笑ましく眺めていました。ところが娘たちの会話の中に「これはレートが高いからダメ」「このシールと交換なら2枚ちょうだい」と聞こえてきて驚きました。うるうるシールの人気は大人にまで広がり、ネット上で高額で売買されたり希少価値の高いシールは親たちの争奪戦が繰り広げられていたのです。うるうるシールをたくさん持っているまりあちゃんのお母さん、あやかさんもその一人。仕事を頑張るあやかさんは、一人で留守番するまりあちゃんが少し寂しそうだったり、不機嫌だったりすることに悩んでいました。そんなある日、偶然見つけて購入したうるうるシールをまりあちゃんがとても喜んでくれたことがきっかけで徐々にシールを手に入れることに躍起になっているのでした。一方まりあちゃんは、いつも遊びに行くあいちゃんのおうちでは、お母さんがお菓子を作ってくれたり、摘んで持って行ったお花をとても喜んでくれたりすることに羨ましさを感じていましたが、自分との会話すら切り上げてあやかさんが夢中で手に入れてくれているシールは自分のためだと思うと何も言えなくなっていました。ある週末、お母さんとゆっくり過ごしたかったまりあちゃんですがお母さんは相変わらずうるうるシールを買うことに夢中です。シールを買う列に並んでいる途中、まりあちゃんはお腹が痛くなりトイレに行ったためにお母さんは新作のうるうるシールが買えませんでした。それを少し不機嫌になり責めるお母さん。もう帰りたいと言うまりあちゃんの言葉は届かず、引き続きお母さんの方が夢中のシール探しにまりあちゃんは付き合うことになるのでした。

1話目から読む

お腹が痛くて帰りたいのに母に何も言えない

まりあちゃんのお母さん、あやかさんは巷で大人気のうるうるシールをまりあちゃんのために購入するうちに、シールの情報を集めたり購入に夢中になってしまい、本当はお母さんともっと話したり一緒に過ごしたいまりあちゃんのさみしい様子が見えなくなっていました。週末、まりあちゃんを連れてうるうるシールを買いに来たあやかさんですが、途中でまりあちゃんのお腹が痛くなってトイレに行っても、シール購入のほうが大切そうです。1枚は購入してホクホクで店から出てきたものの、まりあちゃん不在で新作が買えなかったことに不満そうです。

お母さんの不機嫌を察したまりあちゃんが誤っても、まだお母さんはため息をついて文句を言っていました。お腹が痛くてトイレに行ったというのに、まりあちゃんは俯いて謝るばかりです。

別のお店へうるうるシールを探しに行ってみようと張り切って誘うお母さんに、まりあちゃんは勇気を出して「ママ、私帰りたい。」と正直に打ち明けました。まりあちゃんはあまり顔色が良くありません。それなのにお母さんは驚いて「ママひとりじゃ人数制限あるし、たくさん買えないよ?」と頭の中はシールのことばかりです。

もちろんまりあちゃんだって、新作のうるうるシールは欲しいのです。そしてお友達に自慢したい。それに、シールが買えるとお母さんが喜びます。それでもまりあちゃんは、自分の気持ちをよそにシール購入に張り切るお母さんとの気持ちの温度差を感じていました。

また勇気を振り絞って、「ママ、あのね・・・」と、自分は本当はどうしたいのかを伝えようと切り出しましたが、お母さんはその言葉を遮るかのように「じゃとりあえず行こう!」と語気を強めました。「お腹痛くなったらトイレ寄るから!さっきは、まりあのせいで買えなかったんだからね!」笑顔を作っているものの明らかに少し怒っているお母さんにまりあちゃんは何も言えず、結局は次のお店について行くしかありませんでした。

まりあちゃんが喜ぶからとうるうるシールを一生懸命集めているはずのあやかさんですが、肝心のまりあちゃんの気持ちが置いてきぼりになってしまっては本末転倒ですよね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

監修・校正:ママ広場編集部 編集:石野スズ
脚本・作画:めめ

最新のコメント
  • ターボラッコ より

    本末転倒してしまったね
    子供の喜ぶ顔が見たいという気持ちが、今はレアなシールを得る私ってすごい!という快感にすり変わっている
    体調が悪い子供よりもシール確保が大切ってもう怖い

  • ななしこ より

    普段仕事で忙しい母が「娘もシール集めに興味ある」と思い込んで、母そのものがレアシール購入に夢中になってしまっている話?娘さんは繊細そう。
    あとから同級生のママから「道端のお花」の件を聞いて反省するのかな。

この記事をSHAREする