痛みをこらえて食事をしようとしていたしおさんに、助産師さんから声がかかりました。小児科の先生から何か説明があると言うのです。何か重大なお話でもあるのでしょうか?
出産よりも産後が辛い。[33]~入院編~
医師から話があるという突然の呼び出しで、しおさんはナースステーションに入りました。
いったい話ってなんなんだろう?まったく想像のつかない状況です。
「あなたの赤ちゃんを検査させてもらったんだけど」
先生は説明を始めました。
「この用紙にある説明を読んで欲しいの」
と渡された一枚の紙。
「黄疸の数値が平均値より上回っていて光線治療をしなければならないから・・・」
と言われ紙に書いてある曲線を見ると、赤ちゃんの数値は曲線よりも上でした。
「今までは同室で一緒にいてもらってたけど・・・」
「治療のため今日は授乳以外こちらで預かるわね。」
曲線よりも上・・・重症黄疸・・・
しおさんは、聞いたことのない単語に動揺を隠し切れませんでした。
用紙に書かれている説明を読んで目に飛び込んできたことばはどれもゾッとするようなものでした。
「え・・・っ」
しおさんは絶句してしまいました。
医師の説明は続いていたのですが
「もしかしたら経過によっては明日の退院は難しいから1週間ほど伸びるかも・・・うんたらかんたら・・・」
かなりのショックをうけているしおさんには入ってきませんでした。
[34]に続きます。
しお
令和4年10月長女出産。
0歳児はじめての育児にゆるーく奮闘中です。
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これはショックですね・・・説明書には最悪なことも書いてあるとわかってはいても心臓が止まりそうになる気持ちが伝わります。
[ママ広場編集部]