[14]離婚と秘密|少しずつ明らかになる妻と弟の関係。探りを入れるも知らないふりを突き通されてしまう。

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前回のお話

エリートサラリーマンで将来は家業を継ぐ予定のツカサさんは、妻がいながら同じ会社で働く派遣社員のチナツさんと不倫関係にありました。複数回デートを重ね、ついにチナツさんはツカサさんの子を妊娠。子どもができたことを理由にツカサさんは元妻のカオルさんと離婚し、不倫相手のチナツさんと正式な夫婦になりました。跡継ぎとなる息子リュウも産まれ、幸せな結婚生活を送っていましたが、ある日カオルさんから送られてきた一通の封筒によって、ツカサさんは真実を知ってしまいます。チナツさんに悟られないように、動揺した気持ちを落ち着けるツカサさん。そこに、第二子を出産した妻ツバキさんを連れて、弟のソウさんが帰ってきました。ツバキさんは、リュウくんに挨拶をしようと近寄りますが、自分の夫と瓜二つな顔を見て固まってしまいます。ツバキさんは、顔を真っ青にしながら「なんか体調悪くなってきちゃった、来たばっかりだけどお暇しようかな」と言いました。ふらつく体を支えようと、ソウさんが背中に手を添えようとしますが、パシッと払われてしまいます。ツバキさんのただならぬ様子に何かを察したソウさんは、息子たちを連れて帰っていきました。ツカサさんがチナツさんに、ツバキさんの体調が急に悪くなって帰ったことを伝えると、「あら・・・それは心配ねぇ」と不安そうに言いました。

1話目から読む

弟との関係性を聞くと、急に冷たい態度をとる妻。

産後、久しぶりに実家にやってきた義妹のツバキさん。リュウに挨拶をしようと近寄りますが、ソウと瓜二つな顔を見て固まってしまいます。リュウとソウを見比べて、顔を青ざめるツバキさん。ふらつく体を支えようと、ソウが背中に手を添えようとしますが、パシッと払われてしまいます。ツバキさんのただならぬ様子に何かを察したソウは、息子たちを連れて帰ってしまいました。

カオルから送られてきた封筒と先ほどのツバキさんの様子を見て、ひとつの事実を認めざるを得なくなった俺は、「チナツってさ、俺と会う前からソウのこと知ってた?」と探りを入れました。チナツは持っていたコップをゴトッと音を立てて置き、「どういうこと?」と聞きます。いつも穏やかなチナツの声色が、その時は冷たく感じました。

「あの・・・だって・・・」ピリッとした空気に、口ごもってしまいます。「なによ、どうしたの?」口元は笑っているのに目は笑っていない・・・俺はそんなチナツが怖くなり「いや、やっぱりなんでもない」と会話を終わらせました。その途端、チナツの表情がパッと明るくなり、いつもの調子で「変なパパでちゅねー」と言いました。

少し遅れて、母がリビングにやってきました。弟家族の姿がないことを不思議に思ったのか「あら、ソウは?」と聞きます。チナツは「ツバキさんが体調悪いみたいで帰っちゃいました」と残念そうに言いました。「せっかくのご馳走なのに、まぁいいわ、食べましょう」そう言うと、母とチナツ、リュウの3人は楽しそうに用意された料理を食べ始めました。

真実を知ってしまった俺は、とてもご飯を食べる気にはなれませんでした。用意されたご飯に手を付けずに俯いていると、母が「あら、あなたも調子が悪いの?」と聞いてきます。続けてチナツも「ツカサさん、顔色悪いよ?」と俺を気遣います。

「ちょっと自室で横になってくる」信じたくないけど信じざるを得ない状況に感情がぐちゃぐちゃになってしまった俺は、逃げるようにリビングを後にしました。チナツは無表情で俺を見つめていました。

元妻のカオルさんから送られてきた封筒と、義妹のツバキさんの様子を見て、ひとつの事実を認めざるを得なくなったツカサさんは、「チナツって俺と会う前からソウのこと知ってた?」と探りを入れました。「どういうこと?」口元は笑っているのに目は笑っていない・・・ツカサさんはそんなチナツさんが怖くなり「やっぱりなんでもない」と会話を終わらせます。
少し遅れてツカサさんの母親がリビングにやってきて、用意された料理を食べ始めました。真実を知ってしまったツカサさんはとても食べる気にはなれず、料理に手を付けずに俯いていると、チナツさんが「ツカサさん、顔色悪いよ?」と気遣います。いつも通りに振る舞うチナツさんが怖くなったツカサさんは「ちょっと自室で横になってくる」と言って、逃げるようにリビングを後にしました。チナツさんが無表情で見ているとも知らずに。
元妻のカオルさんから送られてきた封筒と義妹のツバキさんの様子を見て、ツカサさんの疑惑が確信へと変わっていったようですね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。

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