1年越しに届いた元妻からの悪い知らせに、幸せが崩れ去る。

跡継ぎを授かってくれたチナツと正式に夫婦になるために、俺はカオルに離婚を申し出ました。話し合いは難航するかと思いきや、カオルは意外にも冷静で、慰謝料とマンションの名義を差し出すこと、そして二度と会わないことを条件に、離婚届に判を押してくれました。それから数日が経ち、離婚は無事成立。俺とチナツは晴れて夫婦となり、実家で暮らすことになりました。それからさらに数か月後、待望の第一子が産まれたのです。
出産と入院を経て、やっと息子のリュウが家にやって来ました。いつもは厳しい母も「あなたにそっくりじゃない!目元はソウにも似てるかしら、家系の血よねぇ~」とメロメロです。腕の中で穏やかに眠るリュウを見て、胸がいっぱいになりました。

仕事に子育てに、忙しなく過ぎる毎日。大変に感じることもありますが、チナツとリュウの3人で幸せな生活を送っていました。リュウが産まれてから約1年後、俺のもとに一通の封筒が届きます。差出人を見ると、1年以上前に別れた元妻のカオルからでした。離婚するときに書類を送り忘れたのか?そう思って封筒を開くと、そこには目を疑うような内容が記されていました。

「もうすぐご飯だよー・・・ってどうしたの?顔が真っ青だよ?」チナツに声をかけられハッとした俺は、見ていた書類を隠し、「あっ・・・いや、なんでもないよ」と応えました。カオルから送られてきた封筒の中身を知った俺は、リュウを見て、考えたくもないことを考えてしまいます。

リュウを見つめたまま固まった俺に、チナツは「今からソウさん達が遊びに来るのに・・・本当に大丈夫?」と声をかけます。俺は封筒を自分のバッグにしまい、「あ、あぁ今行くよ」と部屋を出ました。動揺した気持ちを落ち着ける間もなくインターホンが鳴り、弟家族がやってきました。

第二子を出産した妻ツバキさんを連れて、弟のソウが実家にやってきました。産まれたばかりの赤ちゃんも一緒です。「こんにちは!やっと来れた」と元気に挨拶するツバキさん。真っ先にリュウの姿を見つけると、初めましての挨拶をしにきてくれました。しかし、ツバキさんはリュウの顔を見るなり、「・・・え?」と言って固まっていました。
出産と入院を経て、待望の第一子であるリュウくんが家にやって来ました。いつもは厳しいツカサさんの母親も「あなたにそっくりじゃない!目元はソウにも似てるかしら、家系の血よねぇ~」とメロメロです。それから約1年後、幸せな結婚生活を送っていたツカサさんのもとに一通の封筒が届きます。差出人は1年以上前に別れた元妻のカオルさん。封筒を開くと、そこには目を疑うような内容が記されていました。チナツさんに呼ばれたツカサさんは、封筒を急いで自分のバッグにしまい、「あ、あぁ今行くよ」と部屋を出ました。動揺した気持ちを落ち着ける間もなく、第二子を出産した妻ツバキさんを連れて、弟のソウさんが帰ってきました。「こんにちは!やっと来れた」と元気に挨拶するツバキさん。真っ先にリュウくんの姿を見つけると、初めましての挨拶をしにきてくれました。しかし、ツバキさんはリュウくんの顔を見るなり、「・・・え?」と固まってしまいます。
カオルさんから届いた封筒に、動揺を隠せないツカサさん。そしてリュウくんの顔を見て何かを察し、青ざめるツバキさん。何か関係があるように思えてなりません。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。
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