今までの辛い経験を話してくれた彼女

姉ちゃんに呼び出されて急いで家へ向かうと、ユリ姉ともう一度きちんと話すよう勧められました。それでも振られたショックは大きく、つい弱気になってしまいます。そんな俺に、姉ちゃんは「うるさい、腹くくれ」と背中を押してくれました。車の中は俺とユリ姉の2人きり。しんと静まり返った空気の中、気まずさから俺は彼女の目をまっすぐ見ることができずにいました。
するとユリ姉が、「あのね、今までのことちゃんと話すから、聞いてくれる?」と静かに口を開きました。俺は「もちろん」とうなずきます。彼女は小さく息を吸うと、元夫との間に何があったのかを、ひとつひとつ話し始めました。

ユリ姉と元夫は3年前に結婚したそう。はじめこそ幸せだったものの、姑や夫の親戚と折り合いが悪く、次第に居場所を失っていったと言います。結婚から2年経った頃には、子どもができないことを理由に、姑や親戚から「役立たず」と罵られ、心ない言葉を浴びせられる日々。夫は守ってくれるどころか、同調してユリ姉を責め立てたそうです。しばらくして夫が若い女性と不倫。その女性と一緒に暮らすからと、ユリ姉は家から追い出されてしまいました。

「結局、実家に戻ってくるしかなかったんだけど、兄嫁ともうまくいかなくて・・・早絵が『うちの実家で暮らせば?』って言ってくれた時、本当に嬉しかった」ユリ姉は、涙ながらにそう語りました。「ハムちゃんと一緒にいるうちに、このまま家族になれたらって思った」ユリ姉の言葉を聞いて、俺は胸がいっぱいになりました。

「でも、不妊の私じゃハムちゃんと結婚しても孫を見せてあげられない、ハムちゃんの子ども、多分産んであげられないの、将来は畑を継ぐ子が必要でしょ?でも、私は・・・」苦しそうにそう話すユリ姉を見て、俺は胸が締め付けられました。
ユリさんが公輔さんからのプロポーズを断った理由は、自身の『不妊』だったんですね。確かに農家という立場上、後継ぎの問題は避けて通れないのかもしれません。それでも、それだけで公輔さんがユリさんを簡単に諦めるとは思えません。公輔さんがこの現実をどう受け止めて何を選ぶのか、気になるところですね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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不妊の検査したのかな?
してないなら元旦那の方に原因があるかもしれないし…
お互いを思いやれるパートナーになれそうな二人。
ハムちゃんはじめ、家族みんなで大事にしてくれそうだし。
不妊と病院で診断されたわけじゃなさそうだね。
望みゼロでもないし子供を産むことだけが幸せじゃないから、
お互いが幸せでいられるなら飛び込んでほしい。
でも・・・ユリさんは
相手とその家族に相当傷つけられたんだね。
絶対、元夫とその家族も報いを受ける!・・・と信じたい。