泣いて謝る彼女をフラれた自分が慰める

海を目の前にしたら、気持ちが高ぶってしまった俺。ユリ姉の目をまっすぐ見つめて「ユリ姉が好きだ、よければ俺と結婚してくれませんか?」と、まだ付き合ってもいないのにプロポーズをしてしまいました。俺の告白にユリ姉は驚いて、しばらく言葉を失っていましたが、「ありがとう、私もハムちゃんのことが好きだよ」と言ってくれました。でも次の瞬間、「でもごめんなさい、ハムちゃんとは結婚できません」と言われてしまったのでした。
そこからどうやって帰ってきたかは覚えていません。ただ、ひたすら泣いて謝るユリ姉を、なぜかフラれた俺が慰めるという状況だったことは記憶に残っています。家を出ようとするユリ姉を必死になだめ、なんとか帰ってきました。

家に戻る頃には、あたりはすっかり夕暮れに染まっていました。「・・・戻りました」「おれ、ちょっと寝るわ」出かけたときとは打って変わって、元気のない様子で帰ってきた俺たち。そんな姿を見て、母さんは不思議そうに首をかしげていました。

俺は、自分の言動を振り返って恥ずかしくなりました。うちで一緒に暮らすことになって、色々と気使ってくれていたユリ姉の好意につけ込もうとしたみたいになっていたんじゃないか。ユリ姉も俺のこと、いいと思ってくれてると思い込んでた。自分の軽率な行動が情けなくて、後悔せずにはいられませんでした。

疲れが溜まっていたのか、気づけばそのまま眠ってしまっていました。今何時だろう、そう思ってスマホを確認すると、姉ちゃんから大量の不在着信が。もしかして、ユリ姉に告白したことを責められるんじゃ・・・。「あんた傷心のユリに迫るなんて何考えてんの!」そんなふうに怒鳴る姉ちゃんの姿が、はっきりと目に浮かびました。

「あ、もしもし?姉ちゃん?」恐る恐るかけ直すと、間髪入れずに「公輔!なんで電話に出ないの!今すぐうちに来て」と強い口調で言われました。「へ?なんで・・・」と理由を聞こうとしても、「いいから!」の一言で一蹴され、俺は事情も分からないまま姉ちゃんの家に向かいました。
ユリさんに振られてしまった公輔さん。ユリさんの好意につけ込もうとしてしまったのではないか、それとも、すべて自分の勘違いだったのではないか・・・そんなふうに不安になってしまう気持ち、痛いほど伝わってきます。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ
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いや、そういうふうに仕向けたのはあなた達家族じゃん。