[9]夫はやっぱり理系男子|数字が好きすぎる夫。ミルクの温度まできっちり決めないと気が済まない

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前回のお話

あすかさんの夫は、数字が大好きなプログラマーの理仁さん。何でも数字に絡めて考えるところを「ちょっとめんどくさい」と思うこともありますが、優しく妻想いな理仁さんとの結婚生活は幸せな毎日です。そんなある日、あすかさんの妊娠が判明。妊娠検査薬の仕組みや妊娠週数の数え方について語り出すなど、相変わらず数字好きな理仁さんですが、妊娠・出産の本を読み込む姿を見て、あすかさんは喜んでくれていることを実感します。その後、お腹の赤ちゃんが一卵性双生児だと分かると確率を計算したり、つわりでご飯のにおいが苦手になったあすかさんを気遣いながら原因を考えたりする理仁さん。双子が男の子だと分かると、「レイ」と「イチ」という名前を提案します。0と1がプログラムの基本であることにちなんだ、理仁さんらしい名前でした。それから時が経ち、入院を明後日に控えたある日、あすかさんは予定日よりも前に破水し、緊急帝王切開をすることに。立ち会う予定だった理仁さんでしたが、予定外の手術ということもあり、外で待つことになりました。しばらくして、あすかさんは無事に双子を出産します。ようやく我が子と対面した理仁さんは、感動のあまり涙を流すのでした。しかしホッとしたのも束の間、出産翌日から歩行練習をすることになったあすかさん。体中が痛む中、何とか目的地のお手洗いまで歩いていると、あまりの痛みに理仁さんの幻覚を見るのでした。

1話目から読む

双子の育児に奮闘する2人

レイとイチを出産した翌日から始まった、地獄の歩行練習。痛みに耐えながら、目的地のお手洗いに向かって一歩ずつ足を進めていると、理仁の幻覚が現れて「痛みによって距離の体感値に変化が生じている可能性があるね。興味深い」と解説し始めました。幻覚にまで現れるなんて・・・理系夫、恐るべし。

その後、無事に退院し、自宅で双子の育児に奮闘する私たち。覚悟はしていたものの、双子の育児は圧倒的に手が足りません。私はレイのおむつを替えながら、「イチが泣いてる。理仁、ミルクお願い」と指示を出します。

レイのおむつを替え終え、ミルクができるまで泣いているイチをあやします。しかし、待てど暮らせどミルクが来ません。「遅いな~。もしかしてミルクの作り方が分かりにくいのかな」そう思った私は、理仁の様子をうかがいにキッチンへ向かいました。

「理仁、できた?」そう声をかけると、理仁は困ったような顔で「うん。70℃以上のお湯で溶かして、今は冷ましているんだけど・・・」と答えます。どうやら、人肌がどのくらいの温度なのか分からない様子。「低体温気味なら35度台、高めなら37度台・・・どれが正解だ?」と温度を決めかねているようでした。

でも、今はそんなことに時間をかけている場合じゃありません!「イチが待ちきれないって! 36±1.0℃の範囲内ならいいから、急いで!」私がそう声をかけると、理仁は慌てて「わ、わかった」とミルクの準備を再開しました。

一緒に過ごすようになって早数年。 私も理仁への指示にすっかり慣れてきたようです。理系夫の取扱説明書も、育児編にアップデートされた感じだな・・・。そんなことを頭の中で考えながら、思わずクスッと笑いました。

数字が好きすぎるあまり、赤ちゃんのミルクの温度まできっちり決めないと気が済まない理仁さん。しかし、育児ではいちいち考え込んでいる余裕はありません。細かく指示を出すのは大変かもしれませんが、理仁さんの性格をよく知るあすかさんだからこそ、うまく対応できるのかもしれませんね。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:尾持トモ

最新のコメント
  • える より

    子供が泣いてると「んな細かい事いいから」って思うけどただ怒鳴りつけるわけでもなくお嫁さんの指示がうまいなぁ

  • ラブ部 より

    私もこのマンガ大好きー。
    前回の理仁のプロポーズ編とかきゅんきゅんした。
    ほっこり可愛くてホッとしまくり。

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