[10]夫はやっぱり理系男子|赤ちゃんはイレギュラーばかり。数字では測れない子育ての難しさを知った夫

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前回のお話

あすかさんの夫は、数字が大好きなプログラマーの理仁さん。何でも数字に絡めて考えるところを「ちょっとめんどくさい」と思うこともありますが、優しく妻想いな理仁さんとの結婚生活は幸せです。そんなある日、あすかさんの妊娠が判明。妊娠週数の数え方などを語り出す理仁さんですが、妊娠出産の本を読み込む姿に、あすかさんは喜んでくれていることを実感します。その後、お腹の赤ちゃんが一卵性双生児だと分かると確率を計算したり、つわりに苦しむあすかさんを気遣ったりする理仁さん。双子が男の子だと分かると、「レイ」と「イチ」という名前を提案します。0と1がプログラムの基本であることにちなんだ、理仁さんらしい名前でした。時が経ち、入院を明後日に控えたある日、あすかさんは予定日より前に破水し、緊急帝王切開をすることに。立ち会う予定だった理仁さんは外で待つことになりましたが、あすかさんは無事に双子を出産。ようやく我が子と対面した理仁さんは、感動のあまり涙を流します。しかし、退院すると双子の育児がスタート。慌てる理仁さんにミルク作りを頼むと、どうやらミルクの「人肌」を数値化したい様子。あすかさんは的確に指示を出しながら、理系夫の扱いにもすっかり慣れた自分に気づくのでした。

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子育てはイレギュラーの連続

数字が好きすぎるあまり、赤ちゃんのミルクの温度まできっちり決めないと気が済まない理仁。しかし、育児ではいちいち考え込んでいる余裕はありません。私は理仁を急かすように、「36±1.0℃の範囲内ならいいから、急いで!」と指示を出しました。我ながら、理仁への指示にもすっかり慣れてきたな・・・。

ある日の夜中、レイの泣き声で目を覚ました私たち。ベッドから起き上がると、同じタイミングで目を覚ました理仁が「・・・おかしい、本に授乳間隔は3時間って書いてあるのに、まだ1時間しか経ってない」と困ったようにつぶやきます。

「赤ちゃんだもん、仕方ないよ」微笑みながらそう言うと、理仁は「赤ちゃんって、指示書通りにはいかないんだな」と言って、泣いているレイを抱き上げました。

すると、レイの泣き声につられたのか、すやすやと気持ちよさそうに寝ていたイチまで泣き始めます。理仁は訳が分からないといった表情で「レイの泣きイベントをトリガーに、イチ側にもイベントが伝播した・・・?」とあたふた。赤ちゃんはシステムじゃないから、イレギュラーはつきものです。

すると、理仁がスマホに何かを入力し始めます。「何してるの?」とたずねると、理仁は「夜泣きの間隔をレイとイチの分のログを残してる。まだサンプル数が少ないから予測まではいかないけど・・・」と言いました。

私はそんな理仁に、「赤ちゃんを研究対象にしないの!それに、私が調べたところによると、夜泣きって成長時期によって減ったり増えたりするし、全然泣かないとか個人差もかなりあるらしいよ」と教えます。すると理仁は、「そ、そんなことが・・・!赤ちゃんの成長、変数が多すぎる」と頭を抱えました。

赤ちゃんの行動を予測できるなら、子育てに苦労する人はもっと少ないはず。子育てはイレギュラーの連続です。さすがの理仁さんも、これにはお手上げのようですね。

※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:尾持トモ

最新のコメント
  • ていく より

    子育ては数学じゃないからねぇ。答えは一つじゃないんだよ。
    想定外の出来事に対応できるようになってこそ、一人前のパパだ。
    頑張れ、この漫画は楽しく応援してる。

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