出産は予定外のことばかり

双子を妊娠中の私は、お腹がかなり大きくなってきました。胎動もよく感じるようになったので、理仁にも触ってみてもらったのですが、理仁が触るとなぜか動かなくなる赤ちゃんたち。「どこで?何回?どのくらいの強さだった?継続時間は?間隔は?」と質問攻めにしてくる理仁には呆れてしまいましたが、ようやく胎動を体感できると「すごい・・本当にここにいるんだ」と数字を忘れて感動していました。
そして、あっという間に出産予定日まであと数日となりました。予定帝王切開にしたため、明後日からの入院が決まっています。夜、「明後日がいよいよ入院だね」と言うと、理仁はタブレットを手に「休みも取った。予定帝王切開入院フローに基づいて、持ち物リストも最終版に更新した」と余裕の笑顔。『予定帝王切開入院フロー』という言葉はちょっと引っ掛かりましたが、そこは触れないでおきました。理仁のことなので、きっと入院から出産までの流れを事細かに書き出してくれているのでしょう。

そのとき、お尻の当たりに違和感を覚えました。「あれ?水が・・。破水したかも」そう言うと、「えぇっ?!予定帝王切開フローに割り込み発生!」と理仁が焦った様子で大きな声を出しました。突っ込みたいところはたくさんありますが、「フローとかどうでもいいから、病院に電話、それと陣痛タクシーに連絡して」と指示すると、「り、了解・・例外処理に入る!」と震える手で電話をかけ始める理仁。明らかに動揺しています。入院前の破水はフローに入っていなかったようです。

その後、無事に病院に着いた私。本当は予定帝王切開で、理仁も立ち会う予定でした。でも、入院前に破水したため緊急帝王切開になり、理仁は手術室には入れず、外で待つことになりました。手術室に入る前、「立ち合いイベントが・・キャンセルされた」とがっくりする理仁に「イベントはいいから、落ち着いて待ってて」と伝えると「・・うん。あすか、がんばれ」と手を握って励ましてくれました。理仁がいないのは不安ですが、赤ちゃんたちにもうすぐ会えると思うと頑張れそうです。

こうして私は、予定日より少し早く無事に双子を出産。「2人とも元気だよ。・・あすか、ありがとう」と大粒の涙を流しながら我が子の誕生を喜び、私を労ってくれる理仁。体はボロボロですが、子どもたちは本当に本当に可愛いです。

「先に生まれたこの子がレイ、次に生まれた子がイチだ。2人がいればどんな情報だって表せる。それに計画より37時間も早く出てくるなんて・・2人とも実行力あるな」すやすや眠るレイとイチを見つめながら嬉しそうに言う理仁の言葉に「理仁はやっぱり理仁だ・・」と思いました。とにもかくにも、2人が無事に生まれてくれて本当によかったです。
出産は計画通りには進まないですよね。事前にきちんと計画を立て、しっかりと準備する理仁さんでも、さすがに出産は読めません。予定外の緊急帝王切開ではありましたが、無事にレイくんとイチくんが生まれて本当に良かったです。
※ストーリーは実話を元にしたフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:船井 秋 編集:石野スズ
作画:尾持トモ
![ママ広場 [mamahiroba]](https://mamahiroba.com/wp-content/themes/mamahiroba-2024/images/common/logo.webp)

独特の喜び方だけど、まあ息子の誕生を喜んでいるのは、よくわかった。子育ては予定外のことの連続だから、もう少し臨機応変に対応できるよう、スキルを磨こうね、頑張れ新米パパ!
計画外の事に狼狽えがちだけど、奥さんや子供を大事にしてる気持ちが伝わってくるので素敵ですね♡