[4-2]夫に離婚を切り出された私|本当に私は用済みなのね
家に入り、テーブルにつくと義母からの叱責が続いた。早く離婚届を出して欲しい義母はどこまでも冷たかった。待望の孫ができるのだから当たり前かもしれない。この離婚は私に子どもができなかったから。責任は私と決めつけたように言う。
「あのねぇ。孫ができるのに苗字が違うと体裁が悪いのよ。早く離婚してほしいの。子どもができなかったあなたには荷が重すぎたわよね?ご自分でもわかっているでしょう?今までありがとうね。」義母にとってはもう私はいらない存在なのだ。もともと私を子どもを産む道具としてしか見ていなかったから、いらない存在だと思っても仕方がないのかもしれない。私も分かってるって?わかっていないのはそっちでしょ?
「母さん、もう少し時間をあげよう。カオルもよく協力してくれたし。」後ろめたさがそうせる同情なのか、ツカサは優しくそういった。「そう?あなたがそう言うならもう2週間くらい待とうかしら?」どこまでも上から目線の義母。「あの・・条件は私が決めてもいいんですよね?」「ああ、できることならなんでもするよ。」笑顔で答える夫。
私がごねて離婚しないと言わないように。どこまでも自分達に非がないように進めようとするのね。本当に私の事は用済みなんだ。
※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。