前回の話
夫のツカサは仕事が忙しく平日は帰ってくる場合は深夜。たまに泊りになることもあった。土日も出張が多くなっていたけれど、今が大切な時。そう言われていた私は素直に信じたいた。
検査結果は２人で聞きたかったけれど、ひとりで行ってきてほしい。そう言われ不安の中ひとりで向かった。検査結果は予想外の結果だった。これを夫に伝えていいものか・・。悩んだけれど結果については心に締まっておくことにした。夫のツカサと一緒にいたかったから。
夫に離婚を切り出された私［４－１］離婚届を取りに来た義母と夫
夫に離婚を切り出されてから一週間。嘘のようにいつもと同じ日常。ただ夫が帰って来ないだけ。驚くほど冷静な自分がいた。
いつものように食事をして、家事をこなした。ただ、いつもと違うのは夫がいないだけ。仕事が忙しく帰って来ない日も多くあったのでひとりの時間に慣れてしまったのかもしれない。
子どもか・・。どんどん冷静になっていく自分がいた。
そして週末、夫が義母を連れて家に帰ってきた。「今日は離婚届を取りに来たわ。」早く離婚してほしいと言わんばかりの高圧的な態度に少し苛立ちを覚えた。
「離婚の条件は決まったかな？」サラリと確認する夫にも苛立った。
「まだ気持ちの整理がつかなくて・・」私は嘘をついた。この時の私はまだ夫のツカサを信じていたのかもしれない。まだ、この人を諦められなかったのかもしれない。
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※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
原案：ママ広場編集部 脚本：のきわだ 編集：石野スズ
作画：和栗ぐり
長女みーちゃん、長男はーくん、1歳7ヶ月差の年子姉弟の日常を描いてます。
