[48]初恋こじらせ夫|地主の妹に逃げられた途端、元妻と娘に縋りついてきた身勝手な夫

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前回のお話

同窓会に参加するため地元に帰った正志さんは、地主の息子総一郎さんの妹であり、初恋の相手でもある聡子さんが離婚して戻ってきたと知り、家族よりも彼女を優先するようになります。2人の浮気を疑う妻理恵さんでしたが、正志さんはそれを否定。しかし聡子さんを支えたいからという理由で、半ば強引に離婚を切り出しました。理恵さんは、娘リマちゃんの親権と家、正志さんの退職金と預貯金を養育費として受け取ることを条件に離婚に同意します。それからしばらく経った頃、正志さんの幼馴染裕二さんの妻美沙さんから連絡を受け、複雑な気持ちを抱えながらも聡子さんと会うことに。聡子さんは、自分のせいで離婚させてしまったことを理恵さんに謝罪した後、実は学生時代に正志さんからストーカーまがいの行為を受けていたことを告白します。しかも、再婚する気は一切なく、そもそも夫と離婚していないどころかやり直す気でいることを知らされて理恵さんはビックリ。その後、聡子さんは宣言通り夫とやり直すことに。総一郎さんには夫に会いに行くと嘘をつき、夫の赴任先である海外へ旅立ちました。聡子さんと再婚する話も総一郎さんと事業を立ち上げる話もなくなり、たったひとり投げ出されてしまった正志さん。酒に酔った勢いでかつて理恵さんたちと暮らした家に行きますが、泣き喚いて警察のお世話になってしまいました。

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今度は元夫が実家に乗り込んできた!?

聡子さんには逃げられ、総一郎さんには騙され、気付いたときには家族も仕事もすべて失った正志。酒に酔った勢いで、かつて私とリマと暮らした家に押しかけたものの、そこはすでに別の家族の住まいになっていました。現実を突きつけられた正志はその場で取り乱し、ついには警察沙汰にまで発展。元妻ながら、恥ずかしいったらありません。

結局、裕二さんが警察まで正志を迎えに行ったそうです。裕二さんが到着した頃には、正志は落ち着きを取り戻していたものの、鼻をすすりながら泣いていたとか。ここまで周囲を巻き込んで騒ぎ立てるなんて、大の大人として恥ずかしすぎます。

「そ、そんなことが・・・」私は美沙ちゃんの話を聞いて、複雑な気持ちになりました。「うん、だから理恵ちゃんのとこに何かあったらと思って」と不安そうに話す彼女の言葉に、たしかに今の正志なら何をしでかしてもおかしくない・・・そう感じずにはいられませんでした。

「そうだったんだ、多分この家までは分からないと思うけど・・・」正志には、この家の住所はもちろん教えていません。私とリマの居場所にたどり着くのは不可能なはずです。それでも美沙ちゃんは、「こちらもなるべく正志くんのことは見ておくから、気を付けて」と念を押すように言ってくれました。

「ありがとね、おやすみ」私はいろいろ教えてくれた美沙ちゃんにお礼を言って、電話を切りました。もし正志がそんな状態でリマに会ったら、何をしでかすか分かりません。もしかしたら、力ずくで私からリマを奪おうとするかもしれない・・・。ゾッとした私は、念のため家族にも正志の状況を伝えることにしました。

美沙ちゃんが恐れていた事態は、思っていたよりも早く訪れました。その日の週末、母から「理恵は今、リマちゃんと家にいる?」と連絡が。私が「家だよ」と返信すると、続けて届いたのは「今、正志さんがこっちに来てる、お父さんが対応しているから念のため家から出ないで」という目を疑う内容でした。

「えっ?・・・怖い、どうして?」スマホを握りしめたまま顔を青ざめる私。すると、心配したリマが
「どうしたの?」と声をかけてきます。「今パパが、おじいちゃんの家に来てるみたいで・・・」そう伝えると、リマは目を見開き「えっ、パパなんで来てるの?会いたくない」と言いました。

理恵さんをあれほど冷たく突き放しておきながら、聡子さんとの再婚が叶わなくなった途端に会いに来るなんて、身勝手にもほどがあります。リマちゃんも正志さんに嫌悪感を抱いているようですし、そっとしておいてほしいですよね。それにしても、正志さんの行動力は筋金入り。学生時代に聡子さんにストーカーまがいの行為をしていた過去もあり、こういう執着の仕方には慣れているようですね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • アボカド より

    小学校の前で待ち伏せ、娘の後をつけてストーキングとかじゃなくて、まだ良かったかも。この夫の行動は相当気持ち悪いけど、ガチのストーカーは、興信所を使って居場所をつかんだり、役所に行って戸籍確認したりするからね…。

  • 還暦おじさん より

    ストーカーのやる事は、周囲から見ると、筋の通らない、理屈に合わない異常な行動にしか見えない。
    しかしながら、本人は自分には非がなく、至って真面目なつもりだから極めてヤバい。

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