[40]初恋こじらせ夫|全ては一方的な勘違いだった。元夫と再婚することは一切ないと言い切った地主の妹

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前回のお話

真面目で優しい夫正志さんと娘リマちゃんと幸せに暮らしていた理恵さんの日常は、正志さんの同窓会参加をきっかけに崩れていきました。同窓会で地元に帰った正志さんは、地主の息子である総一郎さんの妹聡子さんが離婚して地元に戻ってきたことを知り、みんなで聡子さんをサポートすると言って毎週末地元に帰るようになりました。次第に正志さんが家族よりも聡子さんを優先するようになり、2人の関係を疑い始める理恵さん。浮気はきっぱり否定した正志さんでしたが、聡子さんを支えたいと言って突然離婚を切り出しました。夫婦で話し合うこともせず勝手に離婚を決め、仕事も辞めた正志さんにもう何を言っても無駄だと感じた理恵さんは離婚に同意。後日、お互いの親も交えて離婚条件を話し合い、リマちゃんの親権と家、そして正志さんの退職金と預貯金は養育費として理恵さんが受け取ることになりました。離婚成立から数ヶ月後、正志さんの幼なじみ夫婦で仲良くしている美沙さんから「話したいことがあるから聡子さんと一緒に行ってもいい?」と電話をもらった理恵さん。困惑しながらも家に迎え入れると、同窓会の日は正志さんとは会釈程度でほとんど話さなかったこと、そして学生時代には彼からストーカーまがいのことを受けていたと聡子さんから聞き、理恵さんと美沙さんは驚きます。しばらくして、総一郎さんから正志が離婚したと聞き、聡子さんは「いよいよ危ない」と感じたよう。正志さんと裕二さんが親しいことを思い出し、事情を知っていそうな美沙さんに急いで連絡を取ったと話しました。

1話目から読む

地主の妹には元夫に対する気持ちなど一切ない

正志と聡子さんの再婚話は、正志の一方的な勘違いだけで進んでいたものでした。ろくに話し合いもしていないのに、なぜ再婚できると思い込んでいたのでしょうか。総一郎さんの言葉に背中を押され、その想いが一方通行だと気づかないまま突き進む・・・私は、正志の行動力に強い恐怖を覚えました。

聡子さんには、はじめから正志に対する気持ちなどなかったようです。彼女は動揺する私に追い打ちをかけるようにキッパリ言いました。「誓って言いますが、橋本さんとそういう関係になったことはないです、この先も・・・」

「一切そういうつもりはありません!」私の目をまっすぐ見てそう言い切った聡子さんが、とても嘘を言っているようには思えませんでした。これまでの出来事は、すべて正志が1人で進めてきたこと。その事実を知った私は、頭を殴られたような衝撃を受けました。すると美沙ちゃんが、「聡子が『もし離婚の原因が自分だったら直接誤解を解きたい』って連絡がきて、驚いたよね」と声をかけてくれます。

「だって、正志はこの間も『いかに聡子さんが大切か』語ってたし、『これからは総一郎さんと一緒に多田家を支えていずれは聡子さんと再婚する』って言い切ってたから・・・」私は驚きを隠せないまま、つい数日前に正志から聞かされた言葉を、そのまま聡子さんに伝えました。

すると聡子さんは「あの私、確かに実家に戻ってきてはいますが、離婚はしていません」と衝撃の事実を口にしました。どうやら、実家に戻ってきた聡子さんを見て、周囲が「離婚して戻ってきた」と勘違いし、そのまま噂だけが一人歩きしてしまったようです。

旦那さんと離婚していないってことは、もしかして・・・。そう思った私は「ご主人とやり直すおつもりだったりします?」そっと問いかけました。すると聡子さんは何も言わず、ただ静かに、こくりと頷いたのです。

再婚どころか、聡子さんには正志さんへの気持ちは一切ありませんでした。正志さんが離婚したと聞き、理恵さんに謝りたい一心で、誤解を解くために来てくれただけだったのです。何の落ち度もないのに巻き込まれ、聡子さんも相当つらい思いをしたのでしょう。ここまで思い込みだけで突き進む正志さんには、呆れてしまいますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:船井秋 編集:石野スズ
作画:dechi

最新のコメント
  • MT より

    元奥さんの誤解を解く前に、まずは暴走してる二人を止める方が先なのでは。
    それとも、もうそっちの話は片付いているってことなの?

  • 名無し より

    正志、こわー!!
    そして、先読みできなくてショックー!

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