[2]甘やかし祖母と無責任夫|長男の嫁だから。「嫁としてのあるべき姿」を伝えるよう義祖母に命じられた。

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前回のお話

カナコさんの義弟リクさんは、幼い頃に母を亡くしたため義祖母に溺愛されて育ちました。その結果、リクさんは結婚して子どもが生まれてからも敷地内同居している義祖母に甘えっぱなし。義祖母の家に来て「ばーちゃんこれ洗っておいて」「ばーちゃん腹減った」と言い、義祖母も「仕方ないねぇ」と嬉しそうにリクさんのお世話をしているのでした。

甘やかし祖母と無責任夫[2]祖母宅でくつろぐ夫の裏で妻はワンオペ家事育児

敷地内に奥さんと子どもと一緒に住んでいる家があるにもかかわらず、リクさんは毎日のように祖母の家に来てはお風呂や洗濯、ご飯まで食べてひとりゆっくりとくつろいでいました。祖母にとっては溺愛するリクさんが来てくれるので、喜んでお世話をするのですが、祖母の目にはリクさんの妻ヒナさんが全然リクさんのお世話をしないように映っているのでした。呼び出したカナコさんに、祖母は「ヒナちゃんに言ってくれない?」と伝えました。

「私がですか??」と驚くカナコさんに、祖母は「お兄ちゃんのお嫁さんから弟のお嫁さんに、嫁としてのあるべき姿を伝えて」と言うのです。祖母がカナコさんを呼んだ理由は、それを伝えるためだったようです。

一方、リクさんの家ではちょうど保育園のお迎えに行っていたヒナさんがアオくんと帰宅してきたところでした。玄関に入り、リクさんの靴が無いのでヒナさんはリクさんが「また」おばあちゃんの家に行ったとすぐにわかりました。2人目を妊娠中のヒナさんのお腹はずいぶん大きくなっているので、お風呂掃除をお願いしていたのにリクさんはやっていません。それに、アオくんとお風呂に入って欲しかったのに。ヒナさんはため息をつきました。

妊娠中はあまり無理できないとリクさんに話しているヒナさんですが、リクさんに頼むことは諦め大きなお腹をかばいながらお風呂掃除をしました。掃除を終えたヒナさんが冷蔵庫を開けると、リクさん用に準備しておいた夕食が手つかずで置いてありました。戻ってから食べるのかな?と思い、ひとまずそのまま置いておくことに。

あれこれ家の事をやっていると、お風呂が沸いた合図が聞こえ「アオ~お風呂入るよ~。お着換えできるかな~」とアオくんに声をかけたヒナさん。「イヤ~!むじむじする~(自分でやる)」「自分でするのね」というやり取りをしていると、「ただいま~」とようやくリクさんが帰ってきました。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:さいとうにこ
子育て、日常記録を描いています!
3児のママ

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