前回のお話
アオイくんが絵を習いたいと言っているのに、野球をやらせると言い張るご主人。強引に野球チームの見学に連れて行かれたアオイくんでしたが、意外にも「楽しかった」と言って帰ってきました。野球をうまくなりたいと言ったアオイくんにご主人は満足気。アオイくんに野球の指導を始めたご主人はどんどん熱が入り、毎晩アオイくんをトレーニングに連れて行きました。次第にアオイくんは疲れていき・・・。
自分勝手な見下し夫[9-1]日常生活に支障が出てきた息子
ある日、学校から電話がかかってきました。
え!?学校から!?
驚いて電話に出ると・・・
「最近、授業中に寝ていることが多くなって、忘れ物も増えてきています。今までこんなことはなかったのでご連絡しました。ご家庭ではどんな様子でしょうか?」
「申し訳ありません。野球の練習がすこし大変で・・・」
学校でのアオイの様子を心配した先生からの電話でした。
「そうでしたか。練習することも大切ですが、まずは日常生活がしっかり送れることを優先していただけたらと・・・」
「はい、そうですよね・・・」
先生からのもっともな意見に謝るしかない私。
「アオイ、パパとのトレーニング大丈夫?」
このままではいけないと感じた私は、まずはアオイの気持ちを聞いてみることに。
「・・・僕・・疲れちゃって・・絵を描く時間もなくて・・。野球楽しいけど・・パパとのトレーニングは休みたいかも」
アオイは言いにくそうに正直な気持ちを話してくれました。
「そうだよね。パパに話してみるね」
続きます
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※登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
脚本:のきわだ
1児の母。子育てに奮闘中。
作画:まりお
9歳男児6歳女児の2児の母です。
編集:ママ広場編集部