[15]夫の嫌いなところ|離婚はただの脅しかも?まだ妻に愛されていると思い込んでいる勘違い夫

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前回のお話

ナズナさんは、何度言っても自分の出したゴミや脱いだ服を片付けず、出された食事が気に入らないとカップラーメンを食べる夫ツカサさんに日々ストレスが募っていました。ナズナさんは散らかった部屋にストレスを感じながらも、ツカサさんが「あとでやる」と言うので自分で片付けるのを我慢していたある日、突然やってきた義母は散らかった部屋を見てナズナさんに「ツカサくんは昔からお片付けが苦手だからあなたがしっかりしないと」と言われ我慢の限界。そこからナズナさんは、「気づいた方がやればいい」と言っていたツカサさんの言葉を逆手に取って「気づかないフリ」で対抗。そして、自分がしていたことをナズナさんにされて怒るツカサさんに「夫婦で支え合う気持ちになれないなら別れよう」と言ってしばらく実家に帰ることにしました。ツカサさんから話を聞いた義母から電話で「忍耐がない」「考え方の違いを理解し合ってこそ夫婦」とお説教されたナズナさんは「ツカサくんは私の気持ちを理解する歩み寄りは見せてくれませんでしたよ?私はお義母さんの代わりじゃないです」ときっぱり反論。電話を切った後、夫婦の問題に義母を出してくるツカサさんに呆れつつ、自分の男を見る目の無さに溜息をつくナズナさんでした。

1話目から読む

「俺のこと好きじゃん?」離婚を切り出されても自信満々な能天気な夫

離婚を考えていることをツカサに伝えてナズナ実家に戻ると、義母からお説教の電話がかかってきました。自分の息子であるツカサにやってあげてきたことを私もするように望む義母に「私はお義母さんの代わりじゃないです」ときっぱり伝えて電話を切りました。

ナズナさんとの電話を終えた義母は、ツカサさんに電話をかけ「ツカサくん、もう離婚でもいいんじゃないかしら?帰ってきたら?家に」と離婚を促しますが、「ん~。でも、会社から遠くなるから、しばらくはこっちに住んで考えるよ」とまだ決心がつかない様子のツカサさんです。

しばらく一人暮らしになるツカサさんを心配した義母が「お母さんがそっちに行く?お手伝いしようか?」と申し出ると、ツカサさんは「あーそうだね。じゃ、お願いしようかな」とあっさり受け入れました。義母はさっそくナズナさんの居ない家にツカサさんのお世話をしに行き、ツカサさんが飲み散らかしたペットボトルのゴミをせっせと片付け始めました。

ツカサさんが脱ぎ散らかした服を何も言わずに拾い集めて洗濯をしたり・・甲斐甲斐しくツカサさんのお世話をする義母。実家に居たころと同じように義母がなんでもやってくれる生活に戻ったツカサさんは「あ~やっぱり母さんの方が快適だな~。なんかもうナズナとは別れてもいいかな~」と思うように。

義母に身の回りのことを全てやってもらい自分はソファに寝転びスマホを触っていたツカサさんは、「あっ!俺があっさり離婚するって話したら『そんなつもりじゃなかった!』とか言うんじゃ・・。ただ俺に謝ってほしいだけとか??」とナズナさんが離婚を切り出した理由を都合よく解釈し始めました。

「だってさ、俺、養ってる側だったしさ。今回のこともただの脅しかもしれない。だってさ、ナズナ俺のこと好きじゃん?」ツカサさんの勘違いはどんどん大きくなっていきます。

ツカサさんの身の回りのことをやってあげる気がナズナさんにないと分かった義母は、ツカサさんに離婚して実家に帰るよう促しますが、ツカサさんはすぐには決心がつきません。しばらく一人で今の家で暮らすとツカサさんが言うと、義母は率先して手伝いに行き、ツカサさんが散らかしたゴミや脱ぎ捨てたままの服を甲斐甲斐しく片付けました。母親がなんでもやってくれる生活に戻ったツカサさんは「ナズナと別れてもいいかな~」と思い始めますが、ここでなぜか「あっさり離婚するって話したら『そんなつもりじゃなかった!』とか言うんじゃ?ただ俺に謝ってほしいだけとか?」と勘違い。勘違いはどんどん膨らみ、「今回のこともただの脅しかもしれない。だってナズナ俺のこと好きじゃん?」と強気になるツカサさんでした。
ナズナさんはかなりはっきりと離婚の意思を伝えていたはずですが、なぜツカサさんはこんな勘違いをしてしまったのでしょうね。ナズナさんはまだ自分のことが好きだと自信満々なツカサさんですが、その自信の根拠が謎ですね。

※本コンテンツ内の画像の一部は、生成AI(Adobe Firefly)を利用して作成しています。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:YUKA
3人の子持ちのイラストレーターです。教員免許あり
育児理論を分かりやすくして漫画にしています。

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