前回のお話
育休中に後輩白石さんの仕事を手伝っていたことが妻のかおりさんにバレてしまった夫のいちろうさん。産後すぐだった1ヶ月前にいちろうさんが激務で帰宅できなかったのも白石さんの仕事を手伝っていたからなのかと問われたいちろうさんは、咄嗟に嘘をついてしまいますが、娘のこはるちゃんの清らかな寝顔を見ているうちに罪悪感や後悔の念が募ってきたのか涙が止まらなくなります。
夫が育児をなめくさってる件[88]
突然、椅子から立ち上がり床に手をついたいちろうさん。
「かおりっ!!ごめんっ!!」と土下座をして謝ります。
「本当は!!あの時・・・白石さんの仕事を・・・代わりにやってたんだ!!」本当のことを白状したいちろうさん。「彼女が・・・とても困ってたから力になりたくて・・・育休で迷惑かける事になるからその穴埋めにもなると思って・・・」1ヶ月前に白石さんの仕事を手伝った理由をそう話しました。
「本当にごめん!!かおりの事もこはるの事も僕は何にも見えてなかった!!」「ごめん・・・ごめんなさい」何度も何度も謝りながら涙を流すいちろうさん。
涙を流しながら謝るいちろうさんを黙って見ていたかおりさん。その目には怒りと悲しみがにじんでいました。
かおりさんに本当のことを白状したいちろうさん。白石さんが困っていたから力になりたかったと言っていますが、あの時いちろうさんの力を一番必要としていたのはかおりさんのはず。自分の間違った選択を後悔し反省しているいちろうさんですが、気付くのが遅すぎたかもしれませんね。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
----------