前回のお話
別居中の妻かおりさんの実家である食堂を手伝いたいと義父母に申し出るいちろうさんに、「焦って周りが見えていない。2人を助けたいと言うが、自分のために動いているだけだ」と言う義父、いちろうさんは「確かに僕には余裕がありません」と素直に認めました。その上で、「でも、2人が困っているかと思うとじっとなんてしていられません!!」と思いを伝えると、これまで静かに聞いていた義母が「いいじゃない。いちろうさんに協力してあげましょうよ」と言いました。
夫が育児をなめくさってる件[186]
義母が義父に話しかけます。「お父さんの言う事もわかるわ・・でも、自分自身のためだけにここまでの行動がとれるとも思えない。彼は今、必死に変わろうともがいてるのよ。それが正しいか間違いかを決めるのは私たちじゃないわ」
「かおりよ」「・・・」義母の言葉を黙って聞く義父。そして「いちろうさん・・あなたの家族を想う気持ちは本心だと思う。応援するわ」と義母がいちろうさんに話しかけます。
「だけどね。私はかおりの母親です。もし、かおりがあなたとの復縁を拒んだり、ふたたびあなたが家族を蔑ろにして傷つけることがあれば・・」
「私は、どんな事をしようとも、全力で娘たちを守ります。そのことだけは忘れないでちょうだいね」「・・はい!」静かながらも強さを感じさせる言葉で、義母はいちろうさんに話しかけました。
※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。
[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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