二度と育休中に仕事を引き受けないよう社長子息から念押しされた育児なめすぎ夫[142]|くまおのマンガ堂

前回のお話
ボイスレコーダーの音声を証拠に処分すると佐山さんに言われ、ピンチの白石さんはたまたま通りがかった部長に泣きつき助けを求めます。しかし、相手が佐山さんとわかると部長はペコペコ。実は佐山さんは、いちろうさん達が勤める会社の社長のご子息だったのです。とばっちりを受けたくない部長から見捨てられた白石さんに、佐山さんは「徹底的に調べさせて貰いますよ」と厳しい表情で言いました。

夫が育児をなめくさってる件[142]


白石さんが去った後、いちろうさんは助けてくれた佐山さんにお礼を伝えました。

すると佐山さんは、「大事な事なので改めて言わせて下さい」と言って真剣な表情で話し始めます。「実は、当社で社員の育児参画の推進を掲げたのは私なんです」

佐山さんの言葉の意味がわからずキョトンとするいちろうさんに、佐山さんは「要は育休取得率100%を目指そうよってことです」とわかりやすく伝え、現状の男性社員の育休取得率が低すぎると話します。

「それを改善するためには本人や周りの育児に対する認識を深める必要があります」と話す佐山さんの言葉を神妙な面持ちで聞くいちろうさん。そして、佐山さんは「育休中に社内の仕事を引き受けるなんて事は、今後、絶対になさらないで下さい」といちろうさんに念を押して強く言いました。
いちろうさんが育児休暇を取得できたのは会社が男性の育児参加に理解があったからでした。その推進をしていたのが佐山さんだったのですね。

※ストーリーはフィクションです。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

[作者]くまお
二人の女の子を育てているパパです。
育児、日常、オリジナル連載などいろんなマンガを描いています。
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