[4]家で一番偉いオレ|義父は座っているだけで上げ膳据え膳、熱いお茶。夫が期待しても私は無理。

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前回のお話

「俺が家で一番エライ」と主張する夫ユキヒロさんに「俺優先で考えて欲しい」と言われたアヤサさんは、現在育児休暇中でイヤイヤ期真っ最中の2歳チアキくんと、離乳食が始まりますます手がかかるようになった0歳ナツキくんのお世話で大忙しの毎日です。実家では父親優先だったというユキヒロさんの言葉で、アヤサさんは義実家でお寿司の出前を注文してもらった時のことを思い出しました。「じゃあ食べようか」と義父が声をかけると、義母がまず義父の食べたいものを聞いてお皿に取り、次にユキヒロさん。4人前の出前寿司なのに、義父もユキヒロさんも、気にせず自分たちの食べたいものを食べたいだけ、言えば義母が取ってくれる状態なのでした。「好きなものをいただいて」と言われたアヤサさんがまだ残っていたいくらに手を伸ばしかけた瞬間、義母に制止され「先にお父さんのを取っていい?」と、義父にいくらをすすめるのでした。

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夫より子どもを優先したい妻

義実家で出前寿司を取ってもらったものの、義父とユキヒロが食べたいものを好きなだけ言って義母に取ってもらうのがこの家の食事スタイル。ようやく私の順番が来て、残っていたいくらに手を伸ばしかけた瞬間、義母が制止するかのように義父にいくらをすすめ、更に「ユウ君もいくらはどう?食べる?」と。え?私今、いくらを取ろうとしてたの見てたよね?

義母は義父とユキヒロのためにいくらを取ると「はい、どうぞ!」と、ニッコリ笑って私に言いました。いくら・・・もう残ってない。正直、嫌がらせ?と思いました。

食事が進んできた頃、義母は「お父さん、お茶、熱いのに替えますね。」と言ってササッとキッチンへ行くと、義父に「だけ」熱いお茶が運ばれてきたのでした。「アヤサさん!遠慮しないで食べて!」と何度も言う義母ですが、結局私も義母と同じようにかっぱ巻き、かんぴょう巻き、玉子巻きをつまむしかありませんでした。美味しかったけどさ。なんだかモヤモヤしたのを思い出したのです。

義実家での出前寿司を思い出し、「つまり、お義母さんがお義父さんに接するようにしてほしいってこと?」と聞くと、パアッと明るい顔をしたユキヒロが「そう!!それそれ!!やっとわかった?明日からしてよ?」と念を押してきました。

「無理でしょ?」と、私は顔色一つ変えず即答しました。「私は子ども優先にしたい。」
何のための育児休暇だと思ってる?私はチアキとナツキのお世話をしっかりしたいと思っています。

お義母さんの声掛けのタイミングは、アヤサさんの箸がいくらに伸びた瞬間だったので、「遠慮なく食べて!」の優しそうな言葉も嫌がらせと思ってしまうのは理解できますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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