[17]家で一番偉いオレ|妻の大変さを想像すらせず自分を優先と譲らない夫に「迷惑」

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前回のお話

結婚して子どもができたら父親である自分が家の中で一番偉いので何でも優先、自分を1番に考えて欲しい夫ユキヒロさん。その考えは、実家での母親の考えを反映しているものでした。ところが育休中の妻アヤサさんは、2歳と0歳の育児に毎日いっぱいいっぱいで、常に子どもを優先したいし、家事育児をしないユキヒロさんにもっと子どもを優先して考えて欲しいと思っていました。夫婦が平行線で思い通りにならないユキヒロさんは、アヤサさんの育児が大変だからと勝手に理由をつけて母親を家に呼んだため、アヤサさんはしばらく義母と同居することになりました。子どものことが一番のアヤサさんの態度が気に入らない義母は、ユキヒロさんを大切にしないなら家に連れ帰ると言い出しました。特に困らないアヤサさんは止めませんでしたが、ユキヒロさんは実家に帰るとまた父親優先で、自分は我慢しなければならないため母親に断固拒否するとともに、アヤサさんに自分がいなくなったら困るだろうと必死に問いただしました。

1話目から読む

妻を大切に思わない夫なら大切ではない。

大切にしてくれないなら夫を家に連れ帰ると言う義母と、帰りたくない夫。「俺がいないと困るだろ」とすがるように言う夫に私は「家事や育児をするわけでもない、お世話する人が減ってむしろ楽かも」と言いました。想定外だったようで驚いていた夫ですが、私はハッキリ伝えました。「私がどれだけ大変とか想像もしないで俺を優先させてほしいとかいきなり言い出して」

「迷惑なんだってば!今、決めなよ。実家に戻るか、私と暮らして子ども優先の生活に変更するか。私はどちらでもいいよ?」本当に、義母と一緒に実家に戻っても私として楽になる事はあっても困ることは無いと断言できました。するとユキヒロは「なぁ、俺のこと大切じゃないの?」と心配そうに聞きました。

「私のこと大切に思ってくれない人を大切かって言われたら・・・大切じゃないかもね。」この際なので、義母の聞いているところでハッキリと伝えました。「そんな・・・」と言葉を失うほどショックな夫のそばで、「ほら!だからお母さんと帰りましょ。」ともう一度義母がユキヒロを誘いました。

「イヤだってば!あんな我慢するの!」と、実家に帰るという選択肢はなさそうな夫。「まだ、ここにいる方がいい。」と義母に伝えました。

私のターン。「ここに残るってことは、子ども優先の生活になるってことで、今まで通りの生活でもなくなるけどいいの?大丈夫?いいんだよ~?実家に帰っても~。」ニヤニヤしながら夫の決断を待ちました。

ユキヒロさんは子どもの頃、いつもお父さんが最優先されて我慢ばかりしていたことがよほど嫌だったようですね。自分のことを全く気づかってくれず、父親であり夫である自覚がないユキヒロさんを大切に思えないアヤサさんの気持ちが伝わりますね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
3歳boyママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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