[11]義母優先夫|私はこんなに寂しいのに。息子との大切な時間を奪う彼女が許せない

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前回のお話

カナコさんの夫ユウタさんは、どんな時でも義母からの電話を優先。息子ショウくんの運動会でも、義母との電話でショウくんの出番を見逃してしまうユウタさんにカナコさんはモヤモヤ。ユウタさんは結婚前から、デート中によく電話がかかってきて「仕事」と言って席を立っていましたが、実は義母からの電話だったのです。結婚後、カナコさんは義母との電話を優先するユウタさんに不満をぶつけますが、ユウタさんはカナコさんがワガママだと逆ギレ。気持ちを分かってもらえず涙を流すカナコさんは、義母が電話をかけてくる時間にある共通点があることに気づきます。翌朝、「お義母さんから電話あるといけないと思って」といつもより早く朝食を食べ始めたカナコさんに、ユウタさんは「朝はないよ~」と言っていましたが、ユウタさんが朝食を食べ始めると義母から電話がかかってきました。それを見て「やっぱりお義母さんは私とユウタが話すタイミングを狙ってる」と確信したカナコさん。実は昨夜、カナコさんは義母に「明日の朝ユウタさんとゆっくり話す」とメッセージを送っていたのです。ユウタさんが毎日自分の予定を義母に伝えていることを知ったカナコさんは、次の日の夜からユウタさんに電話がかかってくるとすかさず自分も画面に映り義母に話しかけました。それを繰り返すうちに「いい加減にしてよ!」とユウタさんにブチギレられたカナコさんが「お義母さんとゴハン食べてる時に私が電話してきたらどうする?」と問いかけると「後回しにするよ」と言われ「どうして?」と聞くカナコさんに、ユウタさんは「カナコと母さんは違うから!」と声を荒げました。自分が我慢すればいいと諦めの気持ちが大きくなったカナコさんは、その日から義母の電話を優先するユウタさんに何も言わなくなりました。一方、カナコさんが電話に入ってくることを義母は腹立たしく思っていました。

1話目から読む

私はこんなに寂しい思いをしてるのに。息子の彼女にイライラ

夫を亡くしてから、私は息子と2人で支え合って生きてきました。息子が学生のときは毎日お弁当を作りました。大変なこともあったけれど、

息子が社会人になり・・転勤で遠くに住むことになってしまいました。息子は「頑張るね」と前向きな笑顔を見せてくれましたが、

私は毎日寂しくて寂しくて・・。息子が家を出る日、「寂しくなるわね・・」としんみりして言うと、「いつでも好きな時に電話してきてもいいよ!」と言ってくれたのです。「でもそれじゃ・・迷惑じゃない?」と聞くと、「だったら僕の予定を教えるよ!」と言ってくれた優しい息子。

その後、電話で「付き合ってる人がいるんだ」と息子に言われ、「あらそうなの。じゃ、お母さんとの電話は邪魔になるわね」と言うと「そんなことないよ!いつでも電話してきなよ」と息子は言ってくれました。

私がこんな寂しい思いをしているのに、彼女はユウタと楽しい時間を過ごしているなんて・・。私と息子の大切な電話の時間を奪う彼女にとても腹が立ちました。「そうだ・・」私はあることを思いついたのです。

夫を亡くしてからユウタさんと二人で支え合って生きてきた義母は、ユウタさんが社会人になり家を出ると寂しさを募らせるように。ユウタさんは義母に「いつでも好きな時に電話してきてもいいよ!」と言っていましたが、しばらくしてユウタさんに付き合ってる人がいると打ち明けられると、義母は「私がこんなに寂しい思いをしているのに、彼女はユウタと楽しい時間を過ごしているなんて・・」とイライラ。そんなとき、義母はあることを思いつきました。
子どもが自分の手を離れて巣立っていくのは嬉しくもあり寂しくもありますよね。でも、その寂しさを彼女への怒りに変えるのは違う気がしますね。

※ストーリーは実体験を元にフィクションを加えた創作漫画です。
登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。
創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:ねむりひつじ
男の子ママ。面白かったり可愛かったなぁと思った子どもの様子をノリと勢いで描いています。

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