[4]弟優先実母|母親が何より大切にする弟に姉は自分のものを差し出し常に我慢。

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前回のお話

カズキさんとの電話を終えたマサミさんは大きなため息をつきました。すると彼氏のケイスケさんが心配してやってきました。マサミさんが事情を話すと理解できないケイスケさん。マサミさんは「ごめんね・・・前にも話したけどうちの家族ちょっと変わってるから」と言うとケイスケさんは少し寂しそうに「僕と結婚できない理由もそれだもんね」と言いました。「実家から抜け出すだけで精一杯」と苦しそうに語るマサミさんにケイスケさんは「僕はマサミがいてくれるだけで十分だから」と励ましたのでした。

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弟優先実母[4]母が1番大切なのは弟

マサミさんのお母さんが何より大切にしているのは弟のカズキさん。
マサミさんの人生はカズキさんのためにありました。

マサミさんが5年生の時・・・

「い~や~だ~~~っ!!」

「このお菓子もこっちのお菓子も欲しいのぉ~!!」と泣くカズキさん。
マサミさんは「でも300円までって言われたでしょ?」と言うとカズキさんは駄々をこねます。

マサミさんがお母さんに「カズキがわがまま言ってるー!!」と助けを求めるとお母さんは「も~仕方ないわねぇ・・・マサミのお菓子を1つ我慢してカズキの買ってあげて」と笑顔でいいました。
お母さんの言葉を聞き困惑するマサミさん。

「仕方ないでしょ?カズキが欲しがってるんだからー」とお母さんは平然と言います。
マサミさんが「で・・・でも私の分は?」と聞くと「お姉ちゃんでしょ?」と言われてしまいました。

さらにお母さんは「こういう時に自分のものを渡すという優しさを身につけない?もう5年生なんだから。」と言い、マサミさんは「わかった。」と呟いたのでした。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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