やっと自分の人生を生きられる。呪縛が解けた私

カズキさんの様子を見て呆れ、「ちょっと無理」と家を出て行ったカズキさんの奥さんは、数日後、「・・これが私の答えです」と離婚届を差し出しました。
「なんでだよ??俺何かした??」驚くカズキさんに、「あなたとお義母さんの、お義姉さんへの態度を見て怖くなったのよ」と答えた奥さん。

「それに・・このままだとリュウが将来あなたみたいな男に育つんじゃないかって」奥さんの言葉に、「でも俺は二人のためを思って・・」カズキさんの言葉を遮って、「母親のお金と、姉の自由を奪って寄生を続けた上に、結婚すら祝おうとしない・・そんな人とはもう一緒にいたくないの!!」奥さんの言葉に「・・・」何も言えなくなるカズキさんでした。

奥さんから離婚を言い渡された後。
「どうしてくれんだよ!!それもこれも全部母さんのせいだぞ!?」カズキさんが思い通りにならない状況を全て母親のせいにして責めると、「どうしてそんなこと言うの!?お母さんは全部カズキのことを思ってやってきたのよ!?」とお母さん。「は??じゃあ責任取れるんだよな!?」とカズキさんはますますヒートアップするのでした。

「母さん、この先年取ってもずっと俺の面倒見ろよ!!」そう言い捨てると出て行ってしまったカズキさん。お母さんは「・・あ・・最悪だわ・・マサミのせいで全てが狂ってしまった。あの子が私を裏切ったりしたから・・カズキがあんな風になってしまったのも全部全部全部全部マサミのせいよ!!」

「マサミ!!マサミに連絡しなきゃ!!」そう言ってマサミさんに電話をかけ続けるお母さん。「どうして!?どうして電話に出ないのよぉ!?」と電話に向かって叫びました。

そんなお母さんの気持ちなんてお構いなしに、「母さーん。メシー!早くーーー」とカズキさん。呆れて立ちすくむお母さんを見て、「・・なんだよ。その辛そうな顔?母さんが俺をこんな風にしたんだろ?」と寝っ転がっておやつを食べながら開き直るカズキさんに、

「あの・・少しだけで良いから、生活費を入れてくれない?」恐る恐るお母さんがそう言うと、「え?俺の面倒見るんだろ?こんな事になったの誰の責任だよ?俺はリュウの養育費だけで精一杯だし、生活費入れるとか無理だからな~?」お菓子をバリバリ食べながら出てくる言葉は文句だけ。
「そんな・・」お母さんは絶望的な気分に。

その後、マサミさんはと言うと、自分を縛っていた『家族』と決別しケイスケさんの海外出張について行きました。新しい『家族』ができて、ようやく自分自身の人生を幸せに生きられることになったのでした。
カズキさんの様子に呆れた奥さんは、数日後、「・・これが私の答えです」と離婚届を差し出し、「母親のお金と姉の自由を奪って寄生した上に結婚すら祝おうとしない・・そんな人とはもう一緒にいたくないの!!」そう言って家を出て行った奥さんのことをも、母親のせいにすて怒り出すカズキさんは、「責任とって年取ってもずっと俺の面倒見ろよ!」と脅し、その後も「母さーん、メシー!母さんが俺をこんな風にしたんだろ?」と寝転がっておやつを食べているカズキさんを見て、お母さんは絶望的な気分に。
マサミさんは、自分を縛っていた『家族』と決別し・・ようやく自分自身の人生を生きられるようになったのでした。
マサミさんが家族との訣別を決断したことは、その後のかけがえのない人生において、重要な選択だったと言えますよね。
※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。
原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。