[10]弟優先実母|長続きしない幸せ。嘘をつき仕送りを減らしたら激怒した母

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前回のお話

寮で1人暮らしを始めたマサミさん。「自分の通帳初めて見た。えーとここから15万をお母さんに渡してあとはスマホ代に光熱費に・・」と毎月の出費を考えます。同じ寮に住んでいる同僚に仕送りをしていることを話すと同僚は「え?実家に仕送りしてるの!?」とすごく驚いていました。マサミさんは周りの反応を見てみんなしていないことに気づきます。「何か事情があるとか?」と心配する同僚にマサミさんは「弟が私立の大学に行っててお金がかかるからだよ」と答えました。すると同僚が「そうなんだ。でも・・・マサミが犠牲になるのはおかしくない?」と言われました。続けて「マサミの人生はマサミが決めていいと思うけど・・・」と言われマサミさんは色々と考えました。

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弟優先実母[10]勇気を出してついた嘘

当たり前に過ごしてきた生活を会社の同僚に「犠牲」と言われたマサミさんは、次の月から何かともっともらしい理由をつけて仕送りを減らすようになりました。

すぐにお母さんから「ねぇマサミ今月の仕送りいつもより少ないんだけど?」と電話がきても、用意していた嘘の言い訳をしました。「あっごめん上司が結婚するから会社のみんなでプレゼント贈ることになって・・・私だけしないのは印象悪くなるからさ・・・」会社で印象が悪くなることを強調するのです。

マサミさんの計画通りお母さんは「そう・・・それなら仕方ないわね」と許してくれたため、次の月もその次の月も嘘をついて仕送りが苦を減らしていきました。

徐々に仕送りを減らすことでやっと自分のためにお金を使えるようになったマサミさん。
でもそれも長くは続かず、お母さんから「ちょっと!最近仕送りが少なすぎるんだけど!?」と怒りの電話がきました。

「いい加減にしてくれない!?こんな金額しか出せないならもうこっちに戻って来てもらう方がいいわ!!」と激怒するお母さんにマサミさんは慌てて「ご・・・ごめんなさい!!でも異動願いはすぐにはできないし・・・来月から仕送り増やすから!!」と返事をしました。

「分かったわ」と納得し電話切るお母さん。
マサミさんはこれが一生続くのかと思うと心が苦しくなりました。

お金のことでしか電話をしてこないお母さん。あまりにもマサミさんの給料だけに頼りすぎているのは辛いですよね。

※ストーリーはフィクションです。 登場人物や団体名は仮名であり、実在の人物や団体等とは関係ありません。 創作漫画としてお楽しみください。

原案:ママ広場編集部 脚本:のきわだ 編集:石野スズ
作画:みつけまま
2020年生まれ長男・2023年生まれ次男を育児中のワーママです。
育児の記録のため、絵日記をゆるゆると描いています。

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